メルセデスF1、フェラーリのテスト第1週での“逆ブラフ”を警戒
メルセデスF1は、フェラーリが1週目のF1バルセロナテストで本当に苦労していたのかどうかに疑問を投げかけている。

フェラーリの2020年F1マシン『SF1000』は、3日間のテストで際立ったペースを見せることはなく、走行距離という点でもメルセデスを大きく下回った。

フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは「昨年ほど楽観的ではない」と語っている。

「現時点では他の人々の方が我々よりも速いと思う。我々にはメルボルンで勝てるマシンはない。そこでメルセデスを倒せるとは思わない」

だが、メルセデスはこの発言を鵜呑みにはしていない。昨年はフェラーリが1回目のテストから速さをみせ、メルセデスは問題を抱えているように見えたが、第2回目のテストになってメルセデスは大幅なアップグレードを投入してきた。今年は両チームのアプローチは逆になっている。

「自分たちの競争相手が“少なくともXと同じくらい速い”とある程度自信を持って言うことはできえうが、彼らがどれだけ速くなる可能性があるかはわからない」とメルセデスはプレスリリースで述べた。

「隠されていたものや次に来るものを確実に知ることなどできないため、他チームよりも速いと主張したがる者はいない」

「たとえば、レッドブルは2回目のテストに大幅なアップグレードパッケージをもたらしだろうか? フェラーリがテストでパートナーチームよりもはるかに低いレベルで一貫してパワーユニットを走らせていのはなぜか?」

セバスチャン・ベッテルは、フェラーリのエンジン戦略に次のように語っている。

「今のところ、目標はエンジンの最大出力を証明することではなく、できるだけ多くのラップを行うことだと思う」とセバスチャン・ベッテルは説明。

「エンジンの出力を高めることなんてテストでやりたいことではないし、全員に見せないものであるのは確かだ」

マッティア・ビノットは、フェラーリが昨年とは「テストとプログラムへのアプローチを変えた」ことを認めている。

F1プレシーズンテストでは、多くの“逆ブラフ”が行われるため、各チームの戦闘力を表していないとするのは簡単だ。しかし、メルセデスはそのような見方をするのは間違いだとも考えている。

「テスト時間は無意味ではなく、金鉱である」とメルセデスは述べた。「十分に長い目で見れば、彼らは徐々に秘密にするのを諦めるものだ」

「テスト時間の分析を無意味なものとして割り引くのではなく、ピットレーンのすべてのチームは、競合する勢力図を構築するために、データが出現するたびに気を配っている。注意して慎重に選別する準備ができていれば、明確な状況が浮かび上がり始める」

「多くのシーズンにわたって構築された技術を使用して、冬季テスト中に見られる見出しのラップタイムの下にあるものを驚くほど正確に把握することが可能だ。マシンが意味のある量で上下にジャンプするのを見れと、これは他の燃料負荷によるジャンプであると暫定的に結論付けることができる。たとえば、大幅に速くなった場合、これは予選に近い走行のための“パフォーマンス”レベルの調整であったと想定できる」

「我々が言えることは、メルボルンの上位勢の戦いは厳しいものになると予測しているということだ。また、ミッドリールドが上位との差が縮まっていること、そして、昨年の競争力のある順位と比較してミッドフィールドにかなりスイングがあることもわかる」

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カテゴリー: F1 / メルセデス / フェラーリ