メルセデスF1代表、バルテリ・ボッタスのレースクラフトに苦言
メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1イタリアGPでのバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンとの間のレースにおける“差”について指摘した。

F1イタリアGPでは、メルセデスのドライバーはどちらもシャルル・ルクレールを攻略することができず、フェラーリに9年ぶりとなるホームレースでの勝利を明け渡した。

序盤にシャルル・ルクレールにアンダーカットを仕掛けていたルイス・ハミルトンのミディアムタイヤはグリップを失っていたが、シャルル・ルクレールのミスを誘発し、2度にわたってホイール・トゥ・ホイールのバトルを展開した。

一方、ルイス・ハミルトンが膨らんで後退したことでバトンを受け取ったバルテリ・ボッタスは、シャルル・ルクレールとテール・トゥ・ノーズになった1回目のアプローチでミスをしてロックアップ。逆にルクレールにアドバンテージを与えることになった。

「彼は追従している際にマシンから最大限を引き出すことに少し苦労しているように見える」とトト・ヴォルフはバルテリ・ボッタスについてコメント。

「ルイスであれば、あのような立場でもなんとか近づくことができるし、仕掛けられるポジションに自分を置くことができる」

「そこはボッタスが取り組まなければならない部分dな。だが、ポジティブな点では今日の彼のレースは素晴らしかった。彼は本当に速かった。おそらく純粋なペースで言えば、最速のクルマだった」

フェラーリがベルギーとイタリアで2連勝を果たしたものの、メルセデスはコンストラクターズ選手権でのリードを154ポイントに広げた。それでも、トト・ヴォルフは十分な優位性はないと語る。

「我々のスパとモンツァに向いていないことはわかっていた。実際、2位と3位は最適な結果だったと思うし、このようなポジションでレースをフィニッシュすると事前に言われていたら受け入れただろう」とトト・ヴォルフは語る。

「レーサーとしてはもちろん完全に満足することはできない。DRSをオープンにしてロングストレートでついていこうとしても、まったく近づくことができない。ここでは正しい武器で戦うことができていなかったように感じる」

メルセデスは、バルテリ・ボッタスとの契約を延長し、2020年も起用することを決定している。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / バルテリ・ボッタス