F1 ニキータ・マゼピン レッドブル
ニキータ・マゼピンは、自分を“二流ドライバー”だと発言したレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコに反撃した。

F1バルセロナテストでメルセデスはF2ドライバーのニキータ・マゼピンを起用。初めて乗るメルセデス W10で前日にレギュラードライバーのバルテリ・ボッタスが記録したタイムからわずか0.264秒差の1分15秒775を記録して2日目のタイムシートのトップに立った。

2018年にGP2をランキング2位で終えたニキータ・マゼピンは、今年ARTグランプリからF2に参戦しているが、4ラウンドを終えた時点で6ポイントの獲得で17位に位置している。

ヘルムート・マルコは「二流のF2ドライバーがメルセデスですぐに最速タイムをマークできるという事実が、メルセデスのマシンがいかに優れているかを示している」と Auto Bild にコメント。

ニキータ・マゼピンの父親でロシアの富豪であるドミトリー・マゼピンは、F1ドライバーを目指す息子のために1000万ユーロ(約12億3000万)の費用をかけてメルセデスの2016年マシンによる5回のテストセッションを予定している。

そのため、ヘルムート・マルコは、メルセデスがニキータ・マゼピンのために使用したマシンセッティングを“マゼピン・モード”と呼ぶべきだと揶揄していた。

このヘルムート・マルコの発言について質問されたニキータ・マゼピンは「これはモータースポーツだし、様々な意見をたくさん聞いているのでそれに傷づくことはない」とコメント。

「第二に僕はまったく気にする必要なんてない。僕たがテストしたチームよりもはるかにパフォーマンスが劣っているチームが僕についてコメントするのも奇妙なことだしね」

「あんなコメントをするチームは、自分たちよりも良い仕事をしているチームに文句を言うのではなく、自分たちのクルマを速くする方法についてもっと考えるべきだと思うね」

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