ノルベルト・ハウグ
ノルベルト・ハウグは、メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者を辞任することになった背景にニキ・ラウダが決定的役割を果たしたとの噂を否定した。

22年間にわたってメルセデス・ベンツのモータースポーツ部門の指揮をとってきたノルベルト・ハウグは、今年限りでその役割を退く。

一部では、その背景に取締役に就任したばかりのニキ・ラウダの影響を感じたものもいた。

「これだけは強く強調しておきたい。これは理事会と私の双方の合意によって至った結論だ。ニキとは何の関係もない」とノルベルト・ハウグは SID通信 にコメント。

「我々は長年にわたってお互いを尊重してきた。それは何も変わらない」

ノルベルト・ハウグは、メルセデスのワークスチームが誕生した2010年以降、大きな成功を収められなかったことが退任の理由であることをほのめかした。

「この3年間で我々は成功も収めたが、一貫性は十分ではなかった」

一方、ニキ・ラウダは「私も皆と同じようにノルベルトのことには驚いた」と Sky にコメント。

「私個人としては残念だ。彼とは常に非常に良い関係だったし、これからも一緒に仕事をしていけたらとても嬉しかった」

メルセデスでの3年間の現役生活を経て再び引退するミハエル・シューマッハも、ノルベルト・ハウグの決断に落胆を示した。

「この一歩は大きなターニングポイントになる」とミハエル・シューマッハは自身のサイトでコメント。

「彼の離脱によって、僕らのスポーツとチームには大きな空白が生じるだろう」

ドイツ・モータースポーツ連盟会長ハンス・ヨアヒム・シュトゥックは「ノルベルトは少し健康面に問題を抱えていたので、それもあったのだろう」と Speed Week に語った。

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1