マクラーレン MCL35 主要諸元表&スペック / 2020年F1マシン
マクラーレンの2020年F1マシン『MCL35』の主要スペック。

マクラーレンの2020年F1マシン『MCL35』はトロロッソから加入したジェームス・キーが最初から手掛ける初マシンとなる。F1パワーユニットはルノー製。2020年型の『ルノー E-Tech 20』を搭載する。ドライバーは昨年から引き続き、カルロス・サインツとランド・ノリスが務める。

マクラーレン MCL35 主要諸元

形式マクラーレン MCL35
モノコックドライバーコントロールと燃料電池を組み込んだカーボンファイバーコンポジット製
安全構造耐衝撃構造と耐貫通パネルを組み込んだコックピットサバイバルセル、フロントインパクト構造、規定のサイドインパクト構造、統合リアインパクト構造、フロントおよびリアロール構造、Haloセカンダリロール構造
ボディーワークカーボンファイバー・コンポジット製。エンジンカバー、サイドポッド、フロア、ノーズ、フロントウイング、リアウイング、ドライバー操作によるドラッグ抵抗低減システム(DRS)
フロントサスペンションカーボンファイバー製ウィッシュボーン。プッシュロッド方式トーションバー、ダンパーシステム
リアサスペンションカーボンファイバー製ウィッシュボーン。プルロッド方式トーションバー、ダンパーシステム
重量746kg(ドライバー重量を含む、燃料は含まず)
重量配分は45.4%~46.4%
電子機器マクラーレン・アプライド・テクノロジーズ製。シャシー制御とパワーユニット制御、データ収集機器、データ解析およびテレメトリー・システムを含む
計器類マクラーレン・アプライド・テクノロジーズ製ダッシュボード
潤滑油カストロール製グリース、潤滑油
ブレーキシステムAkebono製ブレーキキャリパー、マスターシリンダー
Akebono製“ブレーキ・バイ・ワイヤ”ブレーキコントロールシステム
カーボン製ディスク&パッド
ステアリングラック・アンド・ピニオン型パワーステアリング
タイヤピレリ製P Zero
ホイールエンケイ製
塗装シッケンズ製
冷却システムマレリ製チャージエアクーラ、エンジンオイル、ERS冷却システム

パワーユニット

型式ルノーE-Tech 20
最小重量145kg
パワーユニットコンポーネント内燃エンジン(ICE)
MGU-K
MGU-H
エネルギー貯蔵装置
ターボチャージャー
コントロールユニット

エンジン

燃料搭載量1.6L
気筒数6気筒
バンク角90度
バルブ数24
最大回転数15,000 rpm
最大燃料流量100kg/時(10,500rpm)
燃料搭載量110kg
燃料噴射方式直噴(1シリンダーあたり1噴射器、最大500bar)
過給機同軸単段コンプレッサー、タービン

エネルギー回生システム

機構モーター・ジェネレーター・ユニットによるハイブリッド・エネルギー回生。MGU-Kはクランクシャフトに、MGU-Hはターボチャージャーに接続
エネルギー貯蔵装置リチウムイオンバッテリー(20~25kg)
1周あたり最大4MJを貯蔵
MGU-K最高回転数 50,000 rpm
最大出力 120 kW
最大回生量 1周あたり2 MJ
最大放出量 1周あたり4 MJ
MGU-H最大回転数 125,000 rpm
最大出力 無制限
最大回生量 無制限
最大放出量 無制限

トランスミッション

ギアボックスカーボンファイバーコンポジット製ケース、縦置き
ギア数前進8速、後退1速
ギヤ操作電動油圧式シームレスシフト
デフ遊星歯車構造の多板リミテッド・スリップ・クラッチ式ディファレンシャル
クラッチ電動油圧式カーボン製多板クラッチ


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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム