マクラーレンF1、2026年F1マシンの信頼性懸念は「すぐに消えた」とステラ

1月末にバルセロナで行われた非公開シェイクダウンでは、ウィリアムズを除く全チームが参加し、新時代のF1マシンが初めて本格的に走行。その中で、2014年のハイブリッド導入期を想起させるような混乱は起きなかった。
マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、パドックで広がっていた不安について「2026年F1マシンの信頼性を巡る懸念は、すぐに消えた」と説明。各メーカーが想定以上に走行距離を重ねた点を評価しつつ、自身のチームについても、新しいシャシーが持つ高い複雑性と向き合いながら、着実に前進しているとの認識を示した。
信頼性への不安は早い段階で後退
「全体として、各チームは2026年F1マシンのデビューに向けて、非常に高い準備レベルを示していたと思う」とステラは語った。
「12年前、ハイブリッドエンジン導入時の状況を思い出して不安を抱いていた人たちも、そうした懸念がかなり早い段階で消えていくのを目にしたはずだ。パワーユニットに関して言えば、今回初めてサーキットに持ち込まれたメーカーでさえ、かなりの走行距離を稼ぐことができていた」
新たなパワーユニットとシャシーが同時に導入される2026年F1は、技術的な難易度が非常に高いとされてきた。それだけに、シェイクダウンの段階で深刻なトラブルが相次がなかった点は、多くのチームにとって前向きな材料となっている。
一方で、マクラーレン自身のバルセロナでの走行は、完全に順風満帆だったわけではない。木曜日には、オスカー・ピアストリが燃料システムの問題により、半日分の走行時間を失う場面もあった。

課題は新シャシーの複雑性
この点についてステラは、トラブルの性質を冷静に分析している。
「サーキットでの作業を遅らせた信頼性の問題は、少なくとも我々の場合、新しいシャシーが持つ非常に高い複雑性に起因するものだった」と述べた。
それでも、チームの対応力には手応えを感じているという。
「チームには賛辞を送りたい。彼らは昼夜を問わず並外れた努力を重ね、その結果、失った時間のほとんどを取り戻すことができた。数年前、冬季テストが深夜まで続くのが当たり前だった時代に少し戻ったような感覚もあったが、チームがマシンを理解するにつれて、すべては通常の状態に落ち着いていくと確信している」
マクラーレンは、バルセロナで得たデータをもとに、2026年F1マシンへの理解をさらに深めていく構えだ。月曜日にはバーレーンで新シーズン用リバリーを発表し、その後は2月11日から13日、さらに18日から20日にかけて、バーレーン・インターナショナル・サーキットで公式ウインターテストに臨む。
新レギュレーション初年度の勢力図を占う重要な局面を前に、マクラーレンは信頼性面での大きな不安を抱えることなく、2026年F1シーズン開幕に向けた準備を進めている。
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