マクラーレン 2025年F1マシンの総合的な競争力は「ちょっとした驚き」

マクラーレンは、ランド・ノリスがポールポジションを獲得し、メルボルンの変わりやすいコンディションの中で勝利を収めるという理想的な形で2025年F1シーズンをスタートさせた。
ランド・ノリスはレッドブルのマックス・フェルスタッペンとコンマ8秒差でゴールしたが、ライバルたちを不安にさせたのは、週末の序盤のマクラーレンのペースだった。
予選では、マクラーレン以外のマシンで最もノリスに近づいたフェルスタッペンにコンマ3秒の差をつけており、予想通り、レースが進むにつれてそのアドバンテージは拡大した。
フェルスタッペンは、マクラーレンのドライバーたちに追いつくことに成功したが、インターミディエイトタイヤのデグラデーションによる深刻なトラブルにより、10周で14秒の差をつけられてしまった。
レッドブルのチームであるクリスチャン・ホーナーは、マクラーレンのタイヤ摩耗の少なさを「奇妙だ」と評したが、ステラは、チームがMCL39にその部分に注意を払ったことが原因だと述べた。
しかし、マクラーレンが大胆な変更を行ったことへの楽観的な見方は揺るぎないものの、ステラは当初の優位性が予想外のものであったことを示唆した。
「昨年、2025年のマシンにどのようなアプローチを取るべきかを決定するにあたり、マイアミのアップグレードされた2024年マシンがかなり競争力があるように見えたことを考えると、フェラーリ、メルセデス、レッドブルから受けていた競争力のレベルが非常に強かったため、満足している余裕はなかったと私は思う」とステラはメディアに語った。
「そこで、技術的な目標をいくつか設定した。それは、いつも通り空力効率に関するものだったが、それだけでなく、メカニカルな観点やタイヤとの相互作用の面でも改善を図ろうとした」

「そして今日もまた、マシンとタイヤの相性が非常に良いことがわかったと思う。最初のスティントで他のマシンに差をつけることができたからだ。これはマシン自体の性能だけによるものではないと思う。マシンがタイヤに優しいということもある」
「だから、ある意味では、このマシンの競争力がこれほど高いというのは私たちにとっても驚きだ。しかし、その程度については驚きだが、目標については驚きではない」
「マシンは、自分たちが掲げた目標のいくつかを達成しているようだ」
マクラーレンは冷静さを保つ
しかし、ステラは冷静だ。アルバート・パークよりも、今後開催される伝統的なサーキットでのレースの方が、より正確な結果を示すと彼は認める。
「公平に見て、次のレースでより多くのことがわかるだろう。そして、それによって競争力の序列がよりよく理解できるだろう」とステラは続けた。
「しかし、それでも、たとえば、今週末はフェラーリを見えていなかった。彼らは実際には我々からそれほど離れていないと思うで、今後はもっと見えてくるだろう」
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム