エストレーリャ・ガリシア フェラーリを離れてマクラーレンF1に復帰
スペインのビールブランド『エストレーリャ ガリシア0.0(Estrella Galicia 0.0)』が、フェラーリとの3年間を経て、マクラーレンF1チームの公式ビールパートナーに復帰した。

異例のビールのメリーゴーランドで、スクーデリア・フェラーリは去ったスポンサーに代わって、以前にアストンマーティンを3年間スポンサードしていたイタリアのトップノンアルコールブランド『ペローニ(Peroni)』を起用する。

ビールメーカーの『イホス デ リベラ(Hijos de Rivera)』が所有するエストレーリャ ガリシアは、2013年のGP3時代からカルロス・サインツをサポートしてきた。

同社は2015年、サインツが同じルーキーのマックス・フェルスタッペンと共にF1デビューを飾ったトロ・ロッソとともに、F1に参入した。翌年にはマシンにロゴをあしらうなど、関与を強化した。

その後、サインツのチーム移籍に伴い、まず2017年シーズン後半にルノーへ、そして2019年にマクラーレンへ移籍。2021年にはフェラーリに同行し、過去3年間イタリアチームのパートナーであり続け、その間サインツは2勝を挙げた。

しかし、昨年1月、フェラーリは金融メディアに向けた声明で、アサヒ・ヨーロッパ・アンド・インターナショナル社と2024年からの複数年契約に合意したことを明らかにした。しかし、その時点では、どのノンアルコールブランドを推進するかは明言しておらず、ペローニは現在進行中のアストンとの契約に関わっている。

この発表によって、エストレーリャ ガリシアはフェラーリ、そしてサインツと昨シーズン以降も一緒にいることはできないことが判明。マクラーレンへの復帰が望ましい選択肢として浮上した。

マクラーレンのボスであるザック・ブラウンは「エストレーリャ ガリシアがオフィシャル・ビール・パートナーとして僕たちとレースに戻ってきてくれることに興奮している」と語った。

「F1で素晴らしい伝統を持つエストレーリャ ガリシアは、我々の革新へのエネルギーにマッチするブランドであり、新シーズンに向けてもう一度僕たちと一緒に戦えることに興奮している」

エストレーリャ ガリシアのチーフマーケティングオフィサーであるホセ・カバナスは「我々の国際化プロセスの一環として、素晴らしいパートナーを持つことは成功のための重要な要素だ」と語った。

「マクラーレン・レーシングとエストレーリャ ガリシアは、信頼性、クラフトマンシップ、革新性といった共通の価値観を持つだけでなく、差別化を図る強い精神と、何事にも型にはまらない姿勢を持っている」

「我々はパパイヤ色でF1の旅の新たな章をスタートできることに興奮している。シーズン中に素晴らしい乾杯ができると確信している」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / スクーデリア・フェラーリ