マクラーレンF1、リカルドに和解金を払ってピアストリと契約した方が安い?
ダニエル・リカルドのマクラーレンF1との契約には、興味深い条項が含まれていると伝えられている。

マクラーレンは、ダニエル・リカルドと2023年まで結んでいる契約を今シーズン末で終了し、オスカー・ピアストリを乗せることを望んでいるとされている。だが、契約を早期乳終了する権利があるのはドライバー側だけであり、リカルドは1325万ポンドの違約金を要求していると報じられている。

フランスのスポーツビジネスウェブサイトSportune.frによると、マクラーレンがダニエル・リカルドに違約金を支払って契約を終了し、後任のオスカー・ピアストリの給料を支払う方が、2023年までリカルドを維持するよりも安いという。

伝えられるところによると、ダニエル・リカルドのサラリーは、彼の現在の契約では、2023年に引き上げられる予定だという。

ダニエル・リカルドは、2020年にマクラーレンと3年契約を結んだ。この契約では、最初2シーズンでそれぞれ推定1220万ポンドが支払われるというものだった。今年、リカルドはF1グリッドで5番目に高い収入を得ている。その数字は、リカルドの契約の最終年である2023年に向けて増加する予定とされている。

彼のチームメイトであるランド・ノリスは、すでにシーズンごとに推定2,000万ポンドを稼いでおり、現在の契約はあと4年残っている。

マクラーレンは、ダニエル・リカルドに2023年のサラリーの50%に相当する和解金を支払うつもりであるとSportune.frは報じている。

合計で、マクラーレンは、ダニエル・リカルドへの違約金、2023年のオスカー・ピアストリの給与、そして、アルピーヌへの補償(ピアストリとすでに契約を結んでいると主張している)の合計は推定1,600万ポンドになるが、それでも来シーズンのドライバーとしてダニエル・リカルドを継続するよりも安いという。

マクラーレンを離れてもダニエル・リカルドは2023年もF1グリッドに残ると考えられている。現状、2023年にはまだ5つの空席があり、リカルドの移籍先として最も可能性が高いとされているのが、ルノーとして知られていた時代に所属していたアルピーヌF1チームに復帰することだ。

アルピーヌF1チームは、引退するセバスチャン・ベッテルの後任として、2023年シーズンからアストンマーティンF1に移籍するフェルナンド・アロンソを失った。アロンソは、2022年に4番目に高い収入を得ており、リカルドよりも多くの収入を得ている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ダニエル・リカルド