マクラーレンF1 「メルセデスとのギャップを縮めるには数年かかる」
マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、2021年にチームがマクラーレンを捕らえられるとは考えていないと語る。

マクラーレンは、最終戦F1アブダビGPでレーシング・ポイントからコンストラクターズ選手権3位を奪い返し、今シーズンは、統計的にもパフォーマンス的にもチームにとって新たな一歩を踏み出した。

そして、2021年にはルノーに代えてメルセデスのF1エンジンを搭載する。

2008年にマクラーレンで最初のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、マクラーレンがメルセデスとレッドブルとのバトルに加わって、2021年に三つ巴のタイトル争いになることを望んでいると語った。

しかし、アンドレアス・ザイドルは、メルセデスとのギャップは1年で解消するには大きすぎると述べ、チームの“インフラ”にも作業が必要だと語った。マクラーレンは、計画していた新しい風洞が約1年遅れている。

「我々は現実的であり続ける必要があると思う。今週末の良い結果、そして、チャンピオンシップ3位という素晴らしい結果にもかかわらず、我々が自分たちがどの位置にいるのかを正確に知っていると思う」

「前のマシン、特にメルセデスのマシンとの間にはまだ大きなギャップがある」

「最も重要なことは、まず、今年のチームがジェームス・キーのリーダーシップの下で非常に競争力のあるマシンを生産したことを確認することだと思う。昨年に比べて一歩前進を果たした」

「パンデミックにおけるあらゆる課題にもかかわらず、チームがコース上を継続的にアップデートをもたらすためにエンジニアリングと生産ににおいて全開でプッシュし続け、最終的にはマシンのパフォーマンスを改善し続けたのを見て、素晴らしいことだった」

「そして、もちろん、このトラック、この特定のイベントで、3番目に速いマシンがあったことを知ることは、シーズンの素晴らしい締めくくりだ」

「それでも、メルセデスとのギャップがどのようなものであるかは分かっている。1年から翌年にかけて縮められるようなものではない」

「我々は、組織面、インフラストラクチャ面で、まだチーム内に多くの赤字があることを知っている。まずはそこをクローズする必要がある」

「しかし、繰り返しになるが、我々にはこれらの赤字をどのように削減したいかについての明確な計画がある。それには時間がかかりる。しかし、チーム側で正しいことをすれば、数年以内にこれらのギャップを埋めることができると確信している」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / メルセデスF1