マクラーレンF1、ポール・ディ・レスタを70周年記念GPのリザーブに起用
マクラーレンF1は、ポール・ディ・レスタを70周年記念GPのリザーブドライバーに起用。水曜日にMCL35でシート合わせを完了させた。

マクラーレンF1は、レギュラードライバーであるカルロス・サインツもしくはランド・ノリスがレースに出場できなかった場合、メルセデスのリザーブドライバーであるストフェル・バンドーンとエステバン・グティエレスを共有することで合意にしている。

しかし、ストフェル・バンドーンは、今週末のフォーミュラEに参戦するため代役を務めることができず、エステバン・グティエレスはスーパーライセンスを失効している。

そのため、マクラーレンは元フォース・インディアのF1ドライバーであるポール・ディ・レスタを70周年記念GPのリザーブドライバーとして登録した。

「以前に確認したように、カルロスもしくはランドがレースに出場できない場合に備えて、メルセデスと彼らのリザーブドライバーを使用する契約を結んでいる」とマクラーレンは声明で述べた。

「ストフェル・バンドーンは、フォーミュラEへのコミットメントのために利用できず、エステバン・グティエレスは現時点でスーパーライセンスの対象ではないため、ポール・ディ・レスタが今週末のスタンバイドライバーとなる」

「今朝、ポールはMTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)でFIAの新型コロナウイルスのプロトコルに従ってシート合わせを行った。しかし、必要がない限りマクラーレンのレースチームと密接に連絡を取ることはない」

「ポールは今週末、予定通りスカイスポーツF1での仕事を継続する」

ポール・ディ・レスタは、2011年から2013年の3シーズンにわたってフォース・インディアからF1に参戦。その後、2017年のF1ハンガリーGPで体調不良のフェリペ・マッサに代わってウィリアムズから驚きのF1復帰を果たしていた。

現在34歳のポール・ディ・レスタは、F1シートを失った後にDTMでレースを行い、現在はFIA 世界耐久選手権でLMP2クラスにユナイテッド・オートスポーツから参戦している。

F1イギリスGPの週末にはセルジオ・ペレスが新型コロナウイルスに感染してレースを欠場することが決定。レーシング・ポイントはメルセデスと同様の契約を結んでおり、エステバン・グティエレスの起用を検討したが、スーパーライセンスを失効していることが明らかになり、急遽ニコ・ヒュルケンベルグを代役に起用することになった。

メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、エステバン・グティエレスが2020年の最新のFIA国際モータースポーツ競技規則によって、スーパーライセンスを取得するためには300kmの走行を完了する必要があることを確認している。

ポール・ディ・レスタは、2017年にウィリアムズからF1レースに出場するために、スーパーライセンス再発行の基準を満たしている。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / F1イギリスGP / ポール・ディ・レスタ