F1 マクラーレン 2018年のF1世界選手権
マクラーレンは、F1バルセロナ合同テストの初日に信頼性トラブルが続発。しかし、レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「騒ぐほどのことではない」と語った。

先週の1回目のプレシーズンテストでは、初日にホイールナット、2日目にエキゾーストの問題が発生して走行距離が制限されていたマクラーレン。シーズン開幕前最後の4日間のテストではマイレージを稼ぐ必要があったが、初日から信頼性トラブルに見舞われることになった。

初日はストフェル・バンドーンが走行を担当。しかし、インスタレーションラップ後に電気系のトラブルが発生してピットレーンでストップ。1時間の修復作業を経てコースに復帰するも、再び同じトラブルが発生してコース上でストップ。この日最初の赤旗の原因となった。

マクラーレンはバッテリーの交換を決断して昼休み前に走行を再開。しかし、セッション終盤に今後はハイドロリック系のトラブルが発生。調査と修復に時間がかかることで、全チームで最少となるわずか38周で初日の走行を切り上げることになった。

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「望んでいた一日にはならなかったが、今日発生した問題についてはそれほど心配してはいない」とコメント。

「予定していたような生産的な1日にならなかったのは確かだ。だが、バッテリーとハイドロリック漏れのトラブルは騒ぐほどのことではない」

「シーズンに向けてしっかりと準備していく上で、テスト中にトラブルが発生することはある程度は織り込み済みだ。ここにはテストのために来ているし、今日のようなことはテストでは起こり得ることだ」

「理想的ではないし、もっとコース上で過ごす時間がほしかったが、それでも我々は作業をして学んでいる。明日はもっと多くの情報を元にコースに戻る」

走行を担当したストフェル・バンドーンは「今日は走行が中断された問題のせいでチャレンジングだった」とコメント。

「コース上で何度か止まってしまったし、問題が起きる度に明日に向けてしっかりと準備できるように取り組んできた。このようなトラブルは特に深刻というわけではないけど、修復するには比較的長い時間がかかるものなので、予定していたほどは走れなかった」

「午後のコンディションは風によってかなりトリッキーだったし、それほど典型的な走行ではなかった。明日は問題が解決されてもっと生産的な一日を過ごせることを願っている」

7日(水)のテスト2日目はフェルナンド・アロンソが走行を担当する。

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム