F1 マクラーレン 2018年のF1世界選手権
マクラーレンの最高技術責任者を務めるティム・ゴスは、2018年にピレリが導入する新しいF1タイヤコンパウンド間にはパフォーマンスのムラが出てくると予測しており、もっと学ぶ必要があると語る。

2018年は、Haloのデビュー、シャークフィンとTウィングの禁止、パワーユニットコンポーネントの使用数の削減といった変更はあるものの、大まかにはテクニカルレギュレーションは昨年から大きくは変わらない。

そんな中、ピレリは2018年にむけて2つの新しいタイヤコンパウンドを追加し、全てのコンパウンドを1段階柔らかくしている。

ティム・ゴスは、昨年11月のアブダビテストでのデビューしたピレリの新型F1タイヤの初期の兆候は励みになるものだったとし、新しいタイヤによって1周あたり1秒の改善と、デグラデーションの幅が激しくなるによる2ストップの増加には大まかに同意するが、走行データが限られているため、各コンパウンド間のパフォーマンス向上を予測するのは難しいと語る。

「コンパウンドのパフォーマンス差は必ずしも均等というわけではない」とティム・ゴスはコメント。

「ある程度大きなギャップがあり、2つのタイヤは互いに接近している。それが我々が見つけたことだ。だが、ピレリは素晴らしい仕事をしたし、正しい方向に進んだと思う」

「タイヤのグリップが増加し、ラップあたり0.5~1秒の向上するというのが我々の意見だ。以前よりも2ストップレースにより偏ってくるだろう。1ストップと2ストップのミックスになると思うが、より2ストップレースが多くなるだろうし、正しい方向に動くと思う」

「我々はタイヤについて学ばなければならない。もちろん、アブダビでそれらをテストしているが、それはかなり暑い条件のサーキットだ。異なるサーキットでもっとタイヤのことを学ぶ必要がある」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム