F1 マクラーレン ルノーF1 2018年のF1世界選手権
マクラーレンは、2018年F1マシン『MCL33』でルノーのF1エンジンを初始動。 ファイヤーアップのサウンドを収めた動画を公開した。

ホンダと不遇の3シーズンを過ごしたマクラーレンは、パートナーシップを早期に解消し、2018年からルノーのカスタマーになるという決断を下した。そして、16日(金)にルノーのF1エンジンの初始動に成功。動画をソーシャルメディアで公開した。

マクラーレンのチーフエンジニアを務めるマット・モリスは、ルノーとの新たなパートナーシップは契約の遅れによって2週間の遅れが生じたにも関わらず、ホンダとのパートナーシップのどの時点よりも良い準備ができていると語る。

昨年、マクラーレンとホンダのパートナーシップは昨年3年目を迎えたが、まず日本からユニットが到着した際にエンジン始動に必要なホースが足りないと問題が発生。さらにエンジンを固定するピンが合わない問題が発生して急遽、設計の見直しに迫られている。さらにはリモートでのエンジン始動がうまくいかず、手動でエンジンを“初始動”させたシーンがドキュメンタリー“グランプリ・ドライバー”には収められている。

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ドキュメンタリーのなかで「エンジンの初始動は出産に似ている」と語っている。

「まず産声が上がり、鼻を鳴らしたりしてたまった水を吹き出す。赤ん坊みたいだ」

マクラーレンは2月23日(金)に新車『MCL33』をオンラインで公開。2月26日(月)からバルセロナでスタートするプレシーズンテストではフェルナンド・アロンソが初走行を行う。

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