フェルナンド・アロンソ FIA 世界耐久選手権 トヨタ自動車 マクラーレン
マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソの今期のFIA 世界耐久選手権(WEC)への参戦に関して、レースで走ること以外の活動はトヨタとの契約で制限していると明かした。

フェルナンド・アロンソは2018/19“スーパーシーズン”にトヨタから参戦が決定。F1アメリカGPと日程が重なっていた富士6時間レースに日程が変更にあったことで全ラウンドに出場することが可能となり、今シーズは超過密スケジュールをこなすことになる。

しかし、ザク・ブラウンも、フェルナンド・アロンソのWECのスケジュールがマクラーレンでの役割の妨げになることはないとし、マクラーレンはトヨタとの契約においてアロンソの活動範囲を制限していると明かした。

フェルナンド・アロンソのWECへの参戦は、マクラーレンにおけるF1活動の妨げになるのではないかと質問されたザク・ブラウンは「まったくない。それがなければ彼はそれらの週末に何をしていたと思う?」とコメント。

「F1マシンでテストすることはないし、シミュレーターに乗ることもない。彼ができることはそれほどないんだ。我々はF1に関して彼から必要なものは全て手に入れているし、そのような週末で彼はカートやゴルフなど自分のやりたいことをやっていただろう。それがトヨタのWECカーに乗ることになるだけだ」

「彼は自分が何をするかをわかっている。彼は信じられないくらい準備を整えることができる。デイトナ24時間レースを走り、そのあとトヨタのシミュレーターテストを実施している。ずっとクルマに乗っていた。彼はアクションに戻っているし、彼は我々の大部分は嫌になってしまうようなことができてしまう非常に特別なアスリートだと思っている。彼は最高のレベルでそれをできると思わなければやらないだろう」

また、ザク・ブラウンは、トヨタとの契約で商業的なイベントへの出演やそれに関する移動などを最小限に制限していると語った。

「事実上、フェルナンドはレースカーの運転だけに限られている。商業的な出演やスポンサー活動、その性質のある事柄は非常に最小限に抑えられている」とザク・ブラウンは語る。

「彼のトヨタとの関係は我々からのローンという形になる。我々は彼がレースをすることに関してトヨタと契約を結んだが、商業的なコミットメントをするために世界中を移動するようなことはできない。彼の移動を最小限に抑えることからスポンサーが競合する可能性に至るまでの全てのことだ」

「トヨタはあまり多くのスポンサーがいないので、今のところマクラーレンと競合することはないが、もしマクラーレンと競合するパートナーが見つかっていたら、フェルナンドは競合するスポンサーの服装で歩くことはできなかった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / トヨタ / フェルナンド・アロンソ / WEC (FIA世界耐久選手権)