マクラーレン・ホンダ:F1スペインGP 金曜フリー走行レポート
マクラーレン・ホンダは、F1スペインGPのフリー走行で ストフェル・バンドーン が 13番手タイム、 フェルナンド・アロンソ が 20番手タイムだった。
今週末に母国グランプリを迎えるフェルナンド・アロンソにとって、本日のフリー走行は難しいスタートとなった。FP1ではエンジンの不具合が発生し、ガレージを出たあとの1周目のラップで、マシンを2コーナーで止めざるを得えなかった。
その後、チームはパワーユニットを交換することを選択。FP2開始後すぐにアロンソを再びコース上に送り出すために、メカニックのメンバーは非常に精力的に作業を行った。アロンソは21周を走行したものの、リズムがつかめず、20番手のタイムで今日のプラクティスを終えた。
一方、もう一方のガレージでは、ストフェル・バンドーンが実りの多い一日を過ごした。FP1では、新しい空力パーツの評価を実施。予定していたセットアップ変更を行ったことで、中断を挟んだものの、午前中は24周を走行し、13番手のタイムにつけた。FP2では、ロングラン、および燃料を多く搭載した状態での走行に焦点を当てた。コース上に散乱したパーツの破片を除去するために赤旗が出され、セッションが一時中断したものの、バンドーンはトラブルもなく36周を走行し、午後も再び13番手となった。
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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1スペインGP
今週末に母国グランプリを迎えるフェルナンド・アロンソにとって、本日のフリー走行は難しいスタートとなった。FP1ではエンジンの不具合が発生し、ガレージを出たあとの1周目のラップで、マシンを2コーナーで止めざるを得えなかった。
その後、チームはパワーユニットを交換することを選択。FP2開始後すぐにアロンソを再びコース上に送り出すために、メカニックのメンバーは非常に精力的に作業を行った。アロンソは21周を走行したものの、リズムがつかめず、20番手のタイムで今日のプラクティスを終えた。
一方、もう一方のガレージでは、ストフェル・バンドーンが実りの多い一日を過ごした。FP1では、新しい空力パーツの評価を実施。予定していたセットアップ変更を行ったことで、中断を挟んだものの、午前中は24周を走行し、13番手のタイムにつけた。FP2では、ロングラン、および燃料を多く搭載した状態での走行に焦点を当てた。コース上に散乱したパーツの破片を除去するために赤旗が出され、セッションが一時中断したものの、バンドーンはトラブルもなく36周を走行し、午後も再び13番手となった。
フェルナンド・アロンソ
「1回目のフリー走行では、エンジンの不具合によって全く走行できなかったので、当然のことながら、週末に向けて理想的なスタートを切ったとは言えない。ただ少なくとも、その代わりにトレーニングをすることができた。次の出番までに2時間あると聞いたので時間を有効に使うことにした。ここ数週間はインディへの挑戦のためにアメリカへの往復などがありトレーニングの時間がほとんど取れなかったが、身体を鍛えて100%準備しておきたかった。午後のセッションでは、いい走りを見せることことができなかった。これは新しいパワーユニットを搭載した際には、エンジンの調整を行う必要があるためだ。最初の数周は、出力が少し不安定だった。結局、時間がなくなったので、調整がまだ全部終わっていない状態で、新品のタイヤを装着した。セッション終了前には燃料を多く積んで、ほかのドライバーと同様の条件で走行した。そのときのラップタイムはおおむね予想通りであり、レースでの直接のライバルに近いタイムだった。明日すべてをまとめれば、多少は競争力のある位置につけられるはずだと考えている。ライバルチームに近づけるよう願っている」ストフェル・バンドーン
「今日はこれまでで最もいい金曜日の1つだった。大きな問題もなくフリー走行を終えたのは、今シーズンで初めてだ。今日は大きなトラブルもなく走行プログラムを消化できたので、よかった。僕の方はすべてスムーズに進んだが、フェルナンドにとっては少し難しいセッションとなった。残念ながら彼はFP1で走行するチャンスを逃し、FP2でも多くの周回を重ねることはなかった。信頼性の問題は、今も僕たちが早急に解決しなければならない大きな問題の一つだ。今回のレースに向けて、アップデートをいくつか持ち込んだ。それぞれを判断することは難しいものの、今のところ、すべてがほぼ予想通りの効果を発揮している。今日の結果を正しく理解するために、今夜、膨大なデータを分析する。明日、更にセッティングを進め、マシンの実力をさらに引き出せるようにしたいと思っている」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「当然のことながら、今日はあまりいい一日ではなかった。特にここスペインのヒーローであるフェルナンドにとっては難しい一日となった。オイル漏れによって十分な走行ができなかったが、不具合の原因は、現在調査中だ。ただ、ストフェルはトラブルもなく一日を終えた。その結果、FP1とFP2でそこその周回を重ね、両セッションで13番手につけた。もちろん、金曜日のラップタイムは、パフォーマンス面でのライバルとの差を正確に測るバロメーターにはならない。それでも、明日のFP3と予選に向けて必要な分析を行うためのデータが十分に収集できたことはよかった」長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
「フェルナンドにとってのホームグランプリ初日は、残念ながら厳しい結果となってしまいました。FP1でガレージを出てすぐに、パワーユニットにメカニカルな問題が発生し、それによって引き起こされたオイル漏れのためにマシンをトラック上に止めることになりました。FP2に間に合わせるためにパワーユニットの交換を決断しましたが、まだ原因については分析を進めている最中です。ただ、そのような状況でもチームはFP2での彼の走行時間を少しでも長くし、明日に向けたデータを集めるために最大限の努力をしてくれました。一方で今日のストフェルは合計で60周を走りきることが出来ました。彼は予定通りにプログラムを消化しましたし、今回パワーユニットに導入した小さなアップデートについても、パフォーマンス面での効果を確認することが出来ました。残念な1日にとなってしまいましたが、この状況を予選と決勝で挽回するチャンスはあると考えています。明日のセッションへドライバーをベストな状態で送り出すために、今夜もチームは懸命に作業を続けることになりますが、明日はよりよい形で一日を終えるために全員で努力を重ねます」関連:
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