マクラーレン・ホンダ F1 ブラジル
マクラーレン・ホンダは、F1ブラジルGP初日のフリー走行を、ジェンソン・バトンが16番手タイム、フェルナンド・アロンソが18番手タイムで終えた。

ジェンソン・バトン (16番手)
「通常、金曜日のフリー走行では、ラップタイムはそれほど気にしない。それよりもフィーリングが大事だ。そういう意味では、まだやるべきことがたくさんある。路面にはかなりのグリップがあったけど、僕たちはそれをうまく利用することができなかった。また、マシンの全体的なバランスにも問題を抱えている」

「とは言うものの、それは多かれ少なかれ、みんな同じ状況だと思う。特に、ここではタイヤの空気圧を高く設定しなければならないので、そう感じるし、実際、そうすることによって有効な比較をすることが難しくなる。今は完璧な状況ではないけど、今夜、長い会議をする中で有効な手立てを見つけて、マシンのバランスを改善できればと思っている。今週末は雨が降る可能性があると予測していいるけど、本当に雨が降ってくれることを願っている。雨が降れば、土曜日と日曜日により良い走りをするチャンスが増す」

フェルナンド・アロンソ (18番手)
「今日の2回目のフリー走行では、パワーユニットに不具合が発生したため、セッション半ばで終了となってしまった。そのため、明日はオプションタイヤのテストをはじめ、予選と決勝に備えるために、まだやるべきことがたくさん残っている。今日のFP2でパワーユニットに不具合が発生したため、同ユニットを交換する必要があるけど、走行距離が比較的少ない、メキシコで使ったパワーユニットを搭載する予定だ。ただ、僕はフラストレーションを感じているわけではない。実際、ある意味では、ここブラジルおよび最終戦のアブダビで、今抱えている問題をできる限り洗い出して解決し、来年はトラブルが出ないようにしたいと思っている。それが学びのプロセスであり、少しイライラすることもあるけど、それがまさに試行錯誤であり、試行錯誤を重ねることが成功への唯一の道のりだ」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「FP2でフェルナンドの走行を妨げる結果となった ICE(内燃機関)のトラブルについては、少しフラストレーションがたまりましたが、こういうことは時に起きるということでしょう。具体的な問題が何だったのかはまだ正確に把握できていませんが、今も調査を続けているところです。我々は明日に向けて、フェルナンドがメキシコで走らせたパワーユニットを搭載するため、今日のトラブルによってグリッド降格ペナルティを受けることはありません。ポジティブな点としては、我々はFP1で、開発した2つのフロントウイングのトライアルを実施しましたが、両方とも良い感触でした。その内1つはFP2でも使い続けましたし、実際、土日も同フロントウイングを採用するかもしれません。今日収集したデータを今夜解析し、明日のFP3および予選に向けてマシンを最適化します」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1ブラジルGP