マクラーレンF1 GPS分析で露呈した弱点 ノリスは全周で直線性能に苦戦

分析では、マクラーレン MCL40はコーナーだけでなくストレートでも不利な状況にあり、その原因として空力抵抗やエネルギーマネジメント、ギア比設定など複数の要素が指摘されている。
GPSデータが示したマクラーレンの弱点
The RaceのGPSデータ分析によると、予選でノリスはジョージ・ラッセルに0.389秒遅れ、その約半分をストレート区間で失っていた。
特にターン4へ向かう上りのストレートでは、メルセデスとの差が最大5mph(約8km/h)に達しており、MCL40の最高速不足が明確に表れていたという。
分析では、この原因として以下の3点が挙げられている。
■ 空力抵抗(ドラッグ)が大きすぎる
■ エネルギーデプロイメントが最適化されていない
■ ギア比が短すぎる
ギア比については改善の余地があるものの、得られる性能向上に対して変更作業が複雑すぎることから、現時点では実施に踏み切る可能性は低いとみられている。
ノリス「勝負は1周目で決まった」
決勝で7位に終わったノリスは、レース後に序盤のポジション争いが結果を左右したと振り返った。
「今日の暑さの中で簡単なレースではありませんでした」
「1周目に数台に抜かれてしまいましたし、ピットストップでもアイザック・ハジャーをカバーするためにオスカー(・ピアストリ)を先に入れたことで順位を失いました。それがすべてでした」
「それ以外は特に不満はありません。ポジションを失ってしまい、このレースではトラックポジションが最も重要でした。不運でしたが、それがレースです」
ノリスはレース内容そのものよりも、スタート直後と戦略によってトラックポジションを失ったことが最大の敗因だったとの見方を示している。
シルバーストンで巻き返しなるか
マクラーレンは2024年、2025年とタイトル争いを演じた影響で、2026年型マシンの開発開始が遅れたことをノリス自身も認めている。一方で「現在はライバルとの差を縮めつつある」とも語っており、改善への手応えも口にしている。
しかし、今回のGPS分析ではコーナーだけでなくストレート性能にも明確な課題が存在することが示された。高速区間の多いシルバーストンでは、この弱点をどこまで改善できるかが上位争い復帰への重要なポイントとなりそうだ。
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