マクラーレン・ホンダ:アロンソが今季初ポイント / F1イギリスGP
マクラーレン・ホンダは、F1イギリスGPの決勝レースで、フェルナンド・アロンソが10位入賞を果たして今シーズン初ポイントを獲得。ジェンソン・バトンはリタイアだった。
フェルナンド・アロンソ (10位)
「10位というポジションは、ベストな結果ではないけど、チームのみんなのモチベーションを上げることに繋がる。今はチームの全員が本当に集中しながら仕事をこなしており、マシンの改善に日夜励んでいる」
「これが長期的なプロジェクトであることは僕たち全員が理解しており、魔法のような解決策はない。ただ、そんな状況下であっても、まずまずの結果を出したり、少しでもポイントを稼ぐことは、常に大切だ。スタートは信じられない状況だった。3コーナーに差し掛かったときには、前方にいた複数のマシンが絡み合って、ひどい状態になってした。ロータスチームの2人のドライバーがアグレッシブにいき過ぎたことで両マシンが接触し、それを避けようとした僕は半分スピンしてしまい、ジェンソンのマシンにぶつかった。今日はリタイアするマシンがたくさんいた上に、常識的な走りがサーキット上であまり見られなかったように思う。それでも、我々が前進していることは事実だし、今日は士気を高める良い一日となった」
ジェンソン・バトン (リタイア)
「1周目を走行中に、3コーナーのエイペックスの部分で前方のマシン2台が衝突し、それを避けるためにフェルナンドが右側に移動しようとしたところ、彼のマシンの後端が横に流れ、僕のマシンの後輪を挟む格好になった。その衝突によって僕のマシンが持ち上げられて、マシンのスイッチが切れて、エンジンが停止してしまったので、リタイアするしかなかった。後方からスタートする場合、マシン間の終速度が格段に上がるため、よりアクシデントが起こりやすい状況が生まれる。最後になるけど、ここシルバーストンを訪れた観客の皆さんのサポートは、今週末をとおして、素晴らしいものがあった。今日、僕のレースが終わった後も、温かく拍手で迎えてくれた。シルバーストンの雰囲気は本当に素晴らしく、非常に特別なものを感じている。そんな観客の皆さんのために、今日、もっと良い走りができなかったことがとても残念だ」
エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「今日、フェルナンドが10位に入り、2015年ワールドチャンピオンシップのポイント獲得に向けてスタートを切れたことは非常に喜ばしいことですが、まだ祝杯を上げるような結果ではありません。ただ、レースペースはまだ十分ではないものの、信頼性に関するトラブルもなく、彼のマシンがレースを走り切ったことは、励みになります。フェルナンドは一度もあきらめることがなかったですし、今日、獲得したワールドチャンピオンシップポイントは、彼の懸命な努力のたまものです。今日は、普段、ジェンソンが得意とする変わりやすい天候のなか、1周目にしてリタイアを余儀なくされました。彼のミスでもフェルナンドのミスでもなかったので、非常に不運な結果でした。2人が衝突したアクシデントは、レースではよくあることです。両ドライバーのすぐ前方にいた他チームのドライバー達がポジション争いのために無理に押し進んだために、回避できない連鎖反応が起きて接触してしまいました。その結果、ジェンソンはまたもや、母国グランプリで良い走りを披露することができず、非常に残念な結果となりました。ただ、例年通り、シルバーストンの観客の皆さんは本当にすばらしかったです。14万人もの非常に知識のあるF1ファンの方々が、声が枯れるまで応援して下さるなか、地元のヒーローであり、元マクラーレンチームのドライバーであるハミルトン選手が今日のレースで勝利を収め、その雰囲気にふさわしい結果となりました。イギリスのF1ファンの皆さんは世界で最も誠実で、熱狂的でもあります。そんなファンの方々が、我々がたとえ苦しい状況にあっても、いつも変わらずサポートして下さっていることに心を打たれています。来シーズンはここシルバーストンで、誠実にサポートして下さる皆さんを熱狂の渦に巻き込むような走りをしたいと思います。そのことを、マクラーレン・ホンダチームを代表して、ここで宣言します」
関連:F1イギリスGP 結果:ルイス・ハミルトンが母国グランプリで優勝
カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1
フェルナンド・アロンソ (10位)
「10位というポジションは、ベストな結果ではないけど、チームのみんなのモチベーションを上げることに繋がる。今はチームの全員が本当に集中しながら仕事をこなしており、マシンの改善に日夜励んでいる」
「これが長期的なプロジェクトであることは僕たち全員が理解しており、魔法のような解決策はない。ただ、そんな状況下であっても、まずまずの結果を出したり、少しでもポイントを稼ぐことは、常に大切だ。スタートは信じられない状況だった。3コーナーに差し掛かったときには、前方にいた複数のマシンが絡み合って、ひどい状態になってした。ロータスチームの2人のドライバーがアグレッシブにいき過ぎたことで両マシンが接触し、それを避けようとした僕は半分スピンしてしまい、ジェンソンのマシンにぶつかった。今日はリタイアするマシンがたくさんいた上に、常識的な走りがサーキット上であまり見られなかったように思う。それでも、我々が前進していることは事実だし、今日は士気を高める良い一日となった」
ジェンソン・バトン (リタイア)
「1周目を走行中に、3コーナーのエイペックスの部分で前方のマシン2台が衝突し、それを避けるためにフェルナンドが右側に移動しようとしたところ、彼のマシンの後端が横に流れ、僕のマシンの後輪を挟む格好になった。その衝突によって僕のマシンが持ち上げられて、マシンのスイッチが切れて、エンジンが停止してしまったので、リタイアするしかなかった。後方からスタートする場合、マシン間の終速度が格段に上がるため、よりアクシデントが起こりやすい状況が生まれる。最後になるけど、ここシルバーストンを訪れた観客の皆さんのサポートは、今週末をとおして、素晴らしいものがあった。今日、僕のレースが終わった後も、温かく拍手で迎えてくれた。シルバーストンの雰囲気は本当に素晴らしく、非常に特別なものを感じている。そんな観客の皆さんのために、今日、もっと良い走りができなかったことがとても残念だ」
エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「今日、フェルナンドが10位に入り、2015年ワールドチャンピオンシップのポイント獲得に向けてスタートを切れたことは非常に喜ばしいことですが、まだ祝杯を上げるような結果ではありません。ただ、レースペースはまだ十分ではないものの、信頼性に関するトラブルもなく、彼のマシンがレースを走り切ったことは、励みになります。フェルナンドは一度もあきらめることがなかったですし、今日、獲得したワールドチャンピオンシップポイントは、彼の懸命な努力のたまものです。今日は、普段、ジェンソンが得意とする変わりやすい天候のなか、1周目にしてリタイアを余儀なくされました。彼のミスでもフェルナンドのミスでもなかったので、非常に不運な結果でした。2人が衝突したアクシデントは、レースではよくあることです。両ドライバーのすぐ前方にいた他チームのドライバー達がポジション争いのために無理に押し進んだために、回避できない連鎖反応が起きて接触してしまいました。その結果、ジェンソンはまたもや、母国グランプリで良い走りを披露することができず、非常に残念な結果となりました。ただ、例年通り、シルバーストンの観客の皆さんは本当にすばらしかったです。14万人もの非常に知識のあるF1ファンの方々が、声が枯れるまで応援して下さるなか、地元のヒーローであり、元マクラーレンチームのドライバーであるハミルトン選手が今日のレースで勝利を収め、その雰囲気にふさわしい結果となりました。イギリスのF1ファンの皆さんは世界で最も誠実で、熱狂的でもあります。そんなファンの方々が、我々がたとえ苦しい状況にあっても、いつも変わらずサポートして下さっていることに心を打たれています。来シーズンはここシルバーストンで、誠実にサポートして下さる皆さんを熱狂の渦に巻き込むような走りをしたいと思います。そのことを、マクラーレン・ホンダチームを代表して、ここで宣言します」
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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1