マクラーレン・ホンダ F1モナコGP 予選
マクラーレン・ホンダは、F1モナコGPの予選で、ジェンソン・バトンが12番手、フェルナンド・アロンソが15番手だった。

ジェンソン・バトン (12番手)
「予選では常に“たられば”などと後からいろいろ思うことはあるが、今日はトップ10位以内に入るチャンスが十分にあったと思う。Q2の最終ラップでは、1コーナーでイエローフラッグが出ていたので、かなりの時間をロスしてしまった」

「その後ばん回し、自分のベストタイムからはわずか0.1秒遅いだけだったけど、トップ10入りを果たすには至らなかった。Q3に進出していれば、同セッションでもかなり楽しむことができただろうし、他チームのマシン2、3台とポジション争いをしていただろう。ただ、マシンにはとても良い感触があった。まだ絶対的なペースはないものの、マシンに対しては自信を持っているし、特にブレーキを踏み込む際にそう感じる。今日のパフォーマンスは僕たちが進化していることを示すものだ。今週末、チームはすばらしい仕事を成し遂げてくれた。マシンが常に良くなっていることは喜ばしいことだ。これは今後につながる小さな足掛かりであり、明日はポイント獲得を目指します」

フェルナンド・アロンソ (15番手)
「Q2で僕のマシンに何が起こったのかはよくわからない。ストレートを走行中にマシンが突然ストップしてしまったので、おそらく電気系統のトラブルだと思う。馬力と電力を失い、ステアリングホイールのデータ表示のいっさいが消えてしまった。ただ、全体的には今週末のチームのパフォーマンスは良かったと思う。明日、少なくともジェンソンにはポイント獲得のチャンスがある。悲観的になっているわけではないけど、モナコGPは土曜日の午後にレースが終了すると言っても過言ではない。日曜日の決勝では、前方のマシンに連なって走るだけだ。明日は14番手からのスタートになるけど、マシンに乗ってさらに経験を積みながら、パフォーマンスと信頼性を向上できればと思っている。現時点では、僕たちはまだ“もろさ”を抱えている」

エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)
「今日の予選は残念なだけでなく、不運だったと思います。フェルナンドは各セッションにおいて速さと自信に満ちた走りを見せてくれていただけに、午後の予選ではQ3までスムーズに進んでくれることを大いに期待していました。ただ、残念ながら、フェルナンドはサン・デボーテに差しかかったところでマシンが突然ストップしてしまい、現在調査中の不具合によってQ3進出への道が閉ざされてしまいました。一方、ジェンソンについてもスピードのある良い走りを見せてくれていたので、Q3進出は間違いないと思っていました。しかしながら、Q2で最速ラップタイムをまさに刻もうとしていたところで、前を走っていたニコ・ロズベルグ選手(Mercedes)がタイヤをロックアップし、サン・デボーテのエスケープロードに向かって直進してしまいました。これによってイエローフラッグが出され、ジェンソンはそこを通過する際にスローダウンしなければなりませんでした。もしサン・デボーテを通常のスピードで走ることができていれば、ジェンソンはQ2では余裕でトップ10位以内に入り、今季初となるQ3進出を果たすことができたはずです。チームの他のメンバーも言うように、そうなってしまったものは仕方がありませんが、我々にとってフラストレーションがたまる結果となったことは否定できません。そうは言っても、ジェンソンもフェルナンドも非常に経験豊富なワールドチャンピオンです。ですから、明日、チェッカーフラッグを受ける瞬間まで、2人がポイント獲得に向けて懸命に追い上げてくれることを確信しています。 もちろん、ここモナコでオーバーテイクするのは本当に難しいことです。ただ、我々のドライバーはそんな逆境の中でも全力で走り切ってくれるでしょう」

関連:F1モナコGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1