マクラーレン MP4-27
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、マクラーレンが2012年のF1グリッドを占める“段差ノーズ”を見落とすという重大な間違いを犯した見方を否定した。

マルシャの動向はわかっていないが、スクープされたメルセデスAMG W03、そしてHRTの2012年マシンも段差ノーズを採用することが明らかになっており、モノコック先端からノーズまで滑らかな空力ラインを維持したのはマクラーレンだけとなる。

ノーズを低くする新規約に対応するため、他チームはマシン下への空気の流れを最大にするべく、できるだけシャシーを高く持ち上げるためにノーズに段差を設けるのが最適なソリューションだと決断した。

「我々がやっていることは正しいかと技術スタッフに尋ねたが、彼らは心配ないと言っている」とマーティン・ウィットマーシュは Auto Motor und Sport にコメント。

だが、マーティン・ウィットマーシュは、段差ノーズに空力的利益があるのは明らかだと認めた。

「だが我々には、より低い重心、サスペンション・ジオメトリーの自由度、より快適なシートポジション、より良いドライバーの視界がある」

マクラーレンは、昨年からすでにマシンの先端部にレッドブルとは異なるアプローチを採用しており、段差ノーズを取り入れるには大幅な哲学変更が必要だった。

「このマシンは進化だ」とマーティン・ウィットマーシュは述べた。

「目に見えて明らかな革新的なイノベーションという点ではがっかりさせただろう。規約にはもはやそのような余地は残されていない」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム