ロータス
ロータスのテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、ポイントフィニッシュの常連に戻れるまであと少しだと考えている。

先週行われたバーレーンテストは、ロータスにとってフラストレーションのたまる展開だった。プレシーズンテスト同様、パワーユニットのトラブルに見舞われたロータスは、走行距離をほとんど重ねられなかった。

だが、ニック・チェスターは、ロータスがトロ・ロッソに追いついていると考えている。トロ・ロッソは過去2戦でペースが大きく改善しており、ここまで7ポイントを獲得している。

「実力は少しずつしか発揮できていないが、E22にはかなりのポテンシャルがある」とニック・チェスターはコメント。

「バーレーンGPでは、以前よりもメルセデスやウィリアムズ、マクラーレンに近づくことができた。セパンではウィリアムズ、マクラーレンとのレースでのギャップは1秒以上だったが、今では0.5秒だ。我々は着実に改善している」

「バーレーンではまだ十分な速さがなかったが、ポイントの常連になるためにはそれほどパフォーマンスアップの必要はない。スタート地点を思えば勇気づけられる。ペース面ではトロ・ロッソと互角だ」

「セーフティカー投入という出来事がなければ、パストール(マルドナド)は我々の初ポイントを争っていただろう。我々の今の位置に満足しているわけではないが、E22が開発の初期段階であるにもかかわらず、我々はまさにポイントを獲得しようとしている」

またニック・チェスターは、ロータスが中国のコースと相性がいいので、大きな改善が見られると期待している。

「バーレーンより良くなるはずだ。バーレーンはグリッドの並びを見ればわかる通り、明らかなパワーサーキットだ。中国には長いバックストレートがあるが、バーレーンより低速、中速コーナーが多い。我々にとっては上位に近づくチャンスだ」

「課題はまだかなりある。クルマが未成熟なため、まだ思い通りに全てのパフォーマンスを評価できていない。大きなエリアはブレーキング、空力、そしてパワーユニットだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ロータス