F1 Amazon
F1は、2019年にテレビ放送のグラフィックエンジンとしてAmazonの人工知能(AI)を利用する。

F1のスポーティングディレクターをロス・ブラウンは、自宅でF1をテレビ観戦するファンの体験を改善するために、Amazonの機械学習ツール“Amazon SageMaker”を利用した新しいグラフィックのパッケージを準備していることを明らかにした。

ロス・ブラウンは、「来シーズンは、マシンの位置やタイヤの状態、さらには天気などのテレメトリーデータをさらに統合し、視聴者のために“F1 Insights”を拡大する。マシンのパフォーマンス、ピットストップ、レース戦略を予測するために“Amazon SageMaker”を活用するができる」と AWS re:Invent で語った。

「来年のF1テレビ放送ではエキサイティングな新しいAIが組み込まれる」

ロス・ブラウンは、レース放送で使用される新しいグラフィックスについて3つの例を挙げた。ひとつ目として挙げたのは、各ドライバーのタイヤの状態をさらにわかりやすくすること。ファンは、どのドライバーがタイヤのオーバーヒートで苦しんでいるかをよりよく理解できるようになるという。

「誰かに問題が起きていることがわかるようになる。このドライバーのリアタイヤはオーバーヒートしているなどね」とロス・ブラウンはコメント。

「タイヤの履歴や、タイヤがどのように動いてきたか、ドライバーがレースでどこを走っているかを見て、機械学習によって状況を適切に分析する。その情報をファンに提供し、そのドライバーが問題を抱えているのか、状況を管理できるのかを理解できるようにする」

「これらはずっとチームが持っていた洞察だが、それをファンにも提供し、今何が起きこっているのかを見せたいと思っている」

また、グラフィックスを使って、オーバーテイクが行われる可能性を予測するという。

「ホイール・トゥ・ホイール・レーシングは、F1の本質であり、決定的な側面だ。機械学習、ライブデータ、履歴データを利用すれば、なんらかのことは起きるか予測できる」とロス・ブラウンは語る。

「グラフィックスは、このイベントで起きると予測されることを示す。これが素晴らしいのは、チームはこれらすべてのデータを持っていないところだ。F1は両マシンのデータを使って比較ができるが、これは今までに実行されたことがなかった」

最後にロス・ブラウンは、ピットストップ分析を例に挙げて、その戦略的な意味を示した。

「正しいタイミングでピットストップして、正しいタイヤに交換すればレースの勝敗が分かれることになる。すべてのデータを活用し、彼らがなぜピットストップを実施したのか、いつピットストップしたのか、チームやドライバーは正しい判断をしたかについてファンに洞察を提供する」

またロス・ブラウンは、F1が“Amazon SageMaker”を使って、異なるスターティンググリッドなど、新しいレース方式やアイデアを評価する予定だと述べた。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: リバティ・メディア | テレビ放送