F1 リバティメディア グリッド
F1の新オーナーであるリバティ・メディアは、伝統的なF1グランプリフォーマットの改革を検討している。

リバティ・メディアのホームで開催されたF1アメリカグランプリでは、これまでとは異なるショーアップされたF1を印象付ける演出がみられた。

レース前の手順は通常よりも15分早められ、有名リングアナウンサーであるマイケル・バッファーがインディ500スタイルで各チームのドライバーを紹介。

また、オリンピックで通算8個の金メダルを獲得した陸上男子短距離のスター選手ウサイン・ボルトが公式スターターを務め、フォーメーションラップ開始の合図を送った。ウサイン・ボルトは、表彰台でプレゼンターとインタビュアーを務め、優勝したルイス・ハミルトンと有名な“Lightning Bolt”ポーズを披露した。

リバティ・メディアのF1コマーシャルディレクターを務めるショーン・ブラッチズは「我々はF1をスポーツとショーの境界を越えるものにしたい」と語っている。

そして、リバティ・メディアは、F1にさらなる改革も計画している。

F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、カレンダーにより多くのレースを加えるために、将来的に金曜フリー走行が廃止される可能性があると述べた。

「我々がやっていることのひとつは、レース週末のフォーマットの検討だ。チームが物流的にもっと楽により多くのレースを行えるようにするために変更が必要かどうかを検討している」とロス・ブラウンは Forbes に語った。

また、ドイツの Bild は、F1で伝統的な2列のレースグリッドを見直すことも検討されていると報道。

記事によると、スタート時の競争やクラッシュのリスクを高めるために、将来的にサーキットに応じて2列だけではなく、3列のグリッドを導入することが検討されているという。

F1の最高責任者を務めるチェイス・キャリーは「我々はファンにより多くのものを提供する方法を模索している」と語った。

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カテゴリー: F1 / リバティ・メディア