日産、Nissan ZEOD RCでの初デモ走行をWEC富士で実施
日産は、Nissan ZEOD RCでの初めての公式サーキット走行を今年のWEC世界耐久選手権の富士スピードウェイで行うことを発表した。
完全な電動モードで走るNissan ZEOD RCは、WECの日本ラウンドが開催される10月18、19、20日の3日間、デモ走行を行う。これはカリフォルニアで行われているグローバルメディアイベント“日産360”で発表された。
「Nissan ZEOD RC (Zero Emission On Demand Racing Car)」は、2014年のル・マン24時間でレースデビューを果たす。この世界で最も有名な耐久レースで、将来的なLMP1クラス参戦に向けて検討していくプログラムの一環として、日産は新しいレース用電動パワートレイン技術のテストを開始する。
富士スピードウェイでNissan ZEOD RCを運転するのはニスモのグローバルアンバサダーを務めるミハエル・クルムです。ミハエル・クルムは2012年のNissanデルタウィング・プログラムにドライバーとして参加し、更に、今年のル・マン24時間レースのLMP2クラスでは3位を獲得している。
ミハエル・クルムは安田裕信と共に、KONDO RACINGからSUPER GTに参戦している。また、SUPER GTやル・マン以外にも、オーストラリアで日産のファクトリーチームのニッサン・アルティマV8スーパーカーをテスト走行している。
ミハエル・クルムは「富士で『Nissan ZEOD RC』を運転できることを本当に楽しみにしています。」とコメント。
「去年のWECの富士ラウンドで、日産エンジン搭載車はLMP2クラスで良い成績を収めました。今年はさらなる成功をおさめることができると確信しています。日本のファンの皆さんに『Nissan ZEOD RC』が初めて走る姿をお見せすることができるのは、とても光栄です。」
「電動車両で早く走ること、とりわけ富士の約1.6キロのホームストレートを走るということは、とてもユニークな経験になると思います。」
「富士スピードウェイは歴史のあるコースです。ZEOD RCは、今後、モータースポーツの歴史を変えることになると思いますが、富士はこのクルマが初めて公式走行を行うのに、最もふさわしい場所です。」
「デモ走行ではありますが、ストレートでどのくらいのスピードを出すことができるのかとても楽しみです。」
Nissan ZEOD RCは間もなく、英国で日産/プレイステーションGTアカデミーの初代優勝者であるルーカス・オルドネスがハンドルを握り、テストおよび開発プログラムを開始しる。
ルーカス・オルドネスとミハエル・クルムは、今年のル・マンで共に戦っており、2011年のGTアカデミーの優勝者であるヤン・マーデンボローと共にLMP2クラスで3位に入賞している。
日産は、FIA世界耐久選手権のLMP2クラスで好調な成績をあげている。今シーズンの最初の4レース、シルバーストン、スパ・フランコルシャン、ル・マン、インテルラゴスではポールポジションを獲得、勝利を収めている。
日産のグローバルモータースポーツダイレクターのダレン・コックスは「『Nissan ZEOD RC』のプログラムの目標のひとつは、このようなユニークなクルマの開発の舞台裏で何が行われているのかを、ファンの皆さんにお見せすることです。」とコメント。
「その考えに基づき、私たちは今回のサーキット走行が、閉ざした扉の中でテストを行うよりもふさわしい方法と考え、このクルマの動いている姿をファンの皆様に見て頂くこととしました。」
「そのデモ走行を、横浜のニスモ本社から90分のところにある富士スピードウェイという素晴らしいコースで実施できることを非常に嬉しく思っています。」
「また今回は、来年のWECル・マンに出る他のたくさんのクルマと共にコースを走るので、私たちはこのデモ走行から初期の比較データを得ることもできるでしょう。」
Nissan ZEOD RCは、富士でのデモ走行の後、ルーカス・オルドネスをテストドライバーに欧州で開発プログラムを実施する。そして来年のル・マン24時間では、ACO(フランス西部自動車クラブ)が、ル・マンでこれまで見られなかったような新しく革新的な技術を搭載したクルマのために設けた特別枠「ガレージ56」でレースデビューを果たす。
日産の副社長のアンディ パーマーは「日産はゼロ・エミッション車の技術開発のグローバルリーダーとなりました。私たちは『Nissan ZEOD RC』で、世界一過酷なレースを戦います。また私たちは、このレースをLMP1パワートレインのポテンシャルをテストするための実験台とすることでさらに強みを伸ばすことができると信じています。」とコメント。
「ZEOD RCプログラムは、多くの技術を開発し、日産が将来的にル・マン24時間レースのLMP1クラスで復帰するために、それら多くの技術をどのように使うことができるかを評価できるよう計画されています。」
日産はすでに電気自動車のロードカーの開発においてグローバルリーダーとなっている。2010年に発売された「日産リーフ」は世界で最も販売台数の多い電気自動車となった。「日産リーフ」は、2010グリーン・カー・ビジョン・アワード、欧州カー・オブ・ザ・イヤー2011、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2011、2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
日産は2011年に、「NISSAN LEAF NISMO RC」を発表している。これは、「日産リーフ」に使われている107hpのモーターで駆動するレースカーのプロトタイプ。
日産は、Nissan ZEOD RCは、モータースポーツの電動化における次なるステップと捉えており、電気だけでも走ることができるNissan ZEOD RCは、GTEクラスの車両よりも速いラップタイムを刻むと考えている。
カテゴリー: F1 / ル・マン24時間レース / WEC (FIA世界耐久選手権) / 日産
完全な電動モードで走るNissan ZEOD RCは、WECの日本ラウンドが開催される10月18、19、20日の3日間、デモ走行を行う。これはカリフォルニアで行われているグローバルメディアイベント“日産360”で発表された。
「Nissan ZEOD RC (Zero Emission On Demand Racing Car)」は、2014年のル・マン24時間でレースデビューを果たす。この世界で最も有名な耐久レースで、将来的なLMP1クラス参戦に向けて検討していくプログラムの一環として、日産は新しいレース用電動パワートレイン技術のテストを開始する。
富士スピードウェイでNissan ZEOD RCを運転するのはニスモのグローバルアンバサダーを務めるミハエル・クルムです。ミハエル・クルムは2012年のNissanデルタウィング・プログラムにドライバーとして参加し、更に、今年のル・マン24時間レースのLMP2クラスでは3位を獲得している。
ミハエル・クルムは安田裕信と共に、KONDO RACINGからSUPER GTに参戦している。また、SUPER GTやル・マン以外にも、オーストラリアで日産のファクトリーチームのニッサン・アルティマV8スーパーカーをテスト走行している。
ミハエル・クルムは「富士で『Nissan ZEOD RC』を運転できることを本当に楽しみにしています。」とコメント。
「去年のWECの富士ラウンドで、日産エンジン搭載車はLMP2クラスで良い成績を収めました。今年はさらなる成功をおさめることができると確信しています。日本のファンの皆さんに『Nissan ZEOD RC』が初めて走る姿をお見せすることができるのは、とても光栄です。」
「電動車両で早く走ること、とりわけ富士の約1.6キロのホームストレートを走るということは、とてもユニークな経験になると思います。」
「富士スピードウェイは歴史のあるコースです。ZEOD RCは、今後、モータースポーツの歴史を変えることになると思いますが、富士はこのクルマが初めて公式走行を行うのに、最もふさわしい場所です。」
「デモ走行ではありますが、ストレートでどのくらいのスピードを出すことができるのかとても楽しみです。」
Nissan ZEOD RCは間もなく、英国で日産/プレイステーションGTアカデミーの初代優勝者であるルーカス・オルドネスがハンドルを握り、テストおよび開発プログラムを開始しる。
ルーカス・オルドネスとミハエル・クルムは、今年のル・マンで共に戦っており、2011年のGTアカデミーの優勝者であるヤン・マーデンボローと共にLMP2クラスで3位に入賞している。
日産は、FIA世界耐久選手権のLMP2クラスで好調な成績をあげている。今シーズンの最初の4レース、シルバーストン、スパ・フランコルシャン、ル・マン、インテルラゴスではポールポジションを獲得、勝利を収めている。
日産のグローバルモータースポーツダイレクターのダレン・コックスは「『Nissan ZEOD RC』のプログラムの目標のひとつは、このようなユニークなクルマの開発の舞台裏で何が行われているのかを、ファンの皆さんにお見せすることです。」とコメント。
「その考えに基づき、私たちは今回のサーキット走行が、閉ざした扉の中でテストを行うよりもふさわしい方法と考え、このクルマの動いている姿をファンの皆様に見て頂くこととしました。」
「そのデモ走行を、横浜のニスモ本社から90分のところにある富士スピードウェイという素晴らしいコースで実施できることを非常に嬉しく思っています。」
「また今回は、来年のWECル・マンに出る他のたくさんのクルマと共にコースを走るので、私たちはこのデモ走行から初期の比較データを得ることもできるでしょう。」
Nissan ZEOD RCは、富士でのデモ走行の後、ルーカス・オルドネスをテストドライバーに欧州で開発プログラムを実施する。そして来年のル・マン24時間では、ACO(フランス西部自動車クラブ)が、ル・マンでこれまで見られなかったような新しく革新的な技術を搭載したクルマのために設けた特別枠「ガレージ56」でレースデビューを果たす。
日産の副社長のアンディ パーマーは「日産はゼロ・エミッション車の技術開発のグローバルリーダーとなりました。私たちは『Nissan ZEOD RC』で、世界一過酷なレースを戦います。また私たちは、このレースをLMP1パワートレインのポテンシャルをテストするための実験台とすることでさらに強みを伸ばすことができると信じています。」とコメント。
「ZEOD RCプログラムは、多くの技術を開発し、日産が将来的にル・マン24時間レースのLMP1クラスで復帰するために、それら多くの技術をどのように使うことができるかを評価できるよう計画されています。」
日産はすでに電気自動車のロードカーの開発においてグローバルリーダーとなっている。2010年に発売された「日産リーフ」は世界で最も販売台数の多い電気自動車となった。「日産リーフ」は、2010グリーン・カー・ビジョン・アワード、欧州カー・オブ・ザ・イヤー2011、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2011、2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
日産は2011年に、「NISSAN LEAF NISMO RC」を発表している。これは、「日産リーフ」に使われている107hpのモーターで駆動するレースカーのプロトタイプ。
日産は、Nissan ZEOD RCは、モータースポーツの電動化における次なるステップと捉えており、電気だけでも走ることができるNissan ZEOD RCは、GTEクラスの車両よりも速いラップタイムを刻むと考えている。
カテゴリー: F1 / ル・マン24時間レース / WEC (FIA世界耐久選手権) / 日産