ル・マン24時間レース Gドライブ・レーシング
2018年のル・マン24時間レースのLMP2クラスで優勝したGドライブ・レーシングに給油装置の違反により失格処分が下された。

No.26 Gドライブ・レーシング / オレカ07・ギブソン(ロマン・ルシノフ/アンドレア・ピッツィトーラ/ジャン・エリック・ベルニュ)は、2位に2周差をつける圧倒的なパフォーマンスでLMP2クラスを制していた。

しかし、レース後、Gドライブがピットストップのスピード上げるために燃料補給装置に違法なパーツを搭載していたことが技術代表者によって発見された。

月曜日の夜に発行されたスチュワードの報告書では「技術代表者は『図面に記載されていない追加のメカニカルパーツが燃料リストリクタに挿入され、レギュレーションに記載された流量制限を変更するようになっていた』ことをスチュワードに報告した」と記されている。

「技術代表者はリストリクタ、該当パーツ、“デッドマンバルブ”のアッセンブリの写真をスチュワードに提供した。議論の的となるパーツは、デッドマンバルブから伸び、燃料リストリクタの円錐の内側に挿入されたメカニカルパーツである」

「技術代表は、競技者が彼らの競争相手よりも大幅に早く燃料補給できることを報告し、レース後に競技者の給油システムの調査を開始したことをスチュワードに述べた」

この違反はクラス4位でフィニッシュしたNo.28 TDSレーシング/オレカ07・ギブソン(ロイック/デュバル/ワランソワ・ペロード/マシュー・バクシヴィエール)にも発覚。

これにより、Gドライブ・レーシングは失格処分となり、No.36 シグナテック・アルピーヌ・マットムート / アルピーヌA470・ギブソン(ニコラス・ラピエール/アンドレ・ネグラオ/ピエール・ティエリ)が優勝、2位にグラフ-SO24オレカ07・ギブソン / オレカ07・ギブソン、そして3位にはクラス5位でフィニッシュしたNo.32 ユナイテッド・オートスポーツ/リジェJS P217・ギブソンが3位に繰り上がることになる。

Gドライブ・レーシングは、この裁定について異議申し立てを行うと見られている。

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カテゴリー: F1 / ル・マン24時間レース