ル・マン24時間レース 6時間経過:トヨタが1-2体制で夜間走行へ突入
9月19日(土)午後2時半、FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦 第88回ル・マン24時間レースのスタートが切られた。
開始から6時間が経過し、レースの4分の1を終えたところで、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、1-2体制を守って走行を続けている。
3番手スタートのセバスチャン・ブエミと中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーが駆るTS050 HYBRID 8号車は、タイヤのパンクとブレーキダクトの清掃などのために2度のピットインを強いられタイムをロスしたが、6時間を経過した時点では首位を走行している。
ポールポジションからスタートを切った、WECのポイントリーダーであるマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3人がドライブするTS050 HYBRID 7号車は、序盤の6時間、首位での走行を続けていたが、予定通りのピットへ向かったタイミングで不運にもセーフティカーが導入されたためタイムロス。8号車に続く2位につけている。ライバルとなるレベリオンの1号車は、1周遅れの3位を走行している。
7号車のスタートを担当したコンウェイは、3番手からスタートしたブエミの8号車が、2番手スタートのレベリオン1号車との2位争いを繰り広げる間に、後続とのマージンを拡げていった。
最初のピットストップで、ブエミの8号車はレベリオン1号車をかわして2位へと浮上したが、1時間を経過したところで左リアタイヤのパンクに見舞われ予定外のピットイン。首位から1分程遅れた4位へと後退した。しかしその後、首位の7号車コンウェイが快調にリードを拡げていく間に、8号車のブエミも2台のレベリオンをかわし、2位へと復帰した。
2台のTS050 HYBRIDは、ピットタイミングが半スティントほどずれた状況で、ピットのたびに順位が入れ替わる展開となttが、実質的には7号車が1分ほどの差で首位を守りながら周回が重ねられていった。
2台のハイペースなバトルは、3時間を前に、7号車が小林、8号車がハートレーへとドライバー交代、同時に新品タイヤへ交換してからも続いた。気温がやや高くなってきたこともあり、8号車はブレーキダクトの清掃のために、通常のピットストップ時間に加えて20秒を費やした。
コース上の混雑やスローゾーンの影響で7号車と8号車の差は変動したが、3位のレベリオン1号車との差は1周以上へと拡大した。5時間を過ぎ、8号車は中嶋へとドライバーチェンジ。この再、再びブレーキダクトの清掃のために30秒ほどを失った。
これで7号車のロペスはチームメイトに対し90秒のリードとなったが、5時間45分が過ぎたところでGT車両のアクシデントによりセーフティカーが導入。7号車はこの不運なタイミングで予定されていた燃料補給のピットインを行ったため、2分以上もピット出口での待機を余儀なくされ、6時間経過の時点では、8号車が僅差での首位に立つこととなった。
TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
6時間経過時順位 : 2位, (トップと10秒124差) 100周
小林可夢偉(7号車):
私の走っていたときはコース上の混雑が酷い上にアクシデントも多く、かなり難しいスティントでした。不運なタイミングのスローゾーンでなんどもタイムをロスし、時には30秒も失いました。コース上の多くの車をかわすのは大変でしたが、最も大事なのはリスクを冒さないように走ることです。まだまだ先は長いので、それを守って走り続けなくてはなりません。
マイク・コンウェイ(7号車):
私の最初のスティントはとても順調でした。スタート直後の1コーナーへの進入こそレベリオン1号車に横に並ばれましたが、お互いフェアでクリーンなバトルができました。首位の座は守ることができましたが、レベリオン1号車も速く、ギャップを広げるためにプッシュしなくてはなりませんでした。中盤のスティントでは車のバランスにやや苦しみましたが、コースのコンディションや温度の変化にあわせて少しずつバランスを調整したことで、終盤はまた快調に走ることができました。
TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
6時間経過時順位 : 1位, 100周
セバスチャン・ブエミ(8号車):
今週初めには週末の大雨予報がありましたが、予想を覆し、コースコンディションは良い状態です。ただレース開始直後、レベリオンの背後でパンクに見舞われて、7号車に挑む事が出来ませんでした。またブレーキダクトのクリーニングで時間を取られたりと、忙しいレース序盤になってしまいました。今後は落ち着いて7号車へ挑戦できることを願っています。
ブレンドン・ハートレー(8号車):
片方のフロントブレーキの冷却問題に見舞われて、ブレーキダクトからゴムを取り除かなければならず時間をロスしてしまいました。このことで本来の性能を出し切れていませんが、レースは長いし、TS050 HYBRIDでの初めてのル・マンのレースは楽しいです。序盤ですので慎重にドライブし、ミスはありませんでした。
WEC第7戦 ル・マン24時間 6時間経過時順位(LMP1クラス)
カテゴリー: F1 / ル・マン24時間レース / トヨタ
開始から6時間が経過し、レースの4分の1を終えたところで、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、1-2体制を守って走行を続けている。
3番手スタートのセバスチャン・ブエミと中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーが駆るTS050 HYBRID 8号車は、タイヤのパンクとブレーキダクトの清掃などのために2度のピットインを強いられタイムをロスしたが、6時間を経過した時点では首位を走行している。
ポールポジションからスタートを切った、WECのポイントリーダーであるマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3人がドライブするTS050 HYBRID 7号車は、序盤の6時間、首位での走行を続けていたが、予定通りのピットへ向かったタイミングで不運にもセーフティカーが導入されたためタイムロス。8号車に続く2位につけている。ライバルとなるレベリオンの1号車は、1周遅れの3位を走行している。
7号車のスタートを担当したコンウェイは、3番手からスタートしたブエミの8号車が、2番手スタートのレベリオン1号車との2位争いを繰り広げる間に、後続とのマージンを拡げていった。
最初のピットストップで、ブエミの8号車はレベリオン1号車をかわして2位へと浮上したが、1時間を経過したところで左リアタイヤのパンクに見舞われ予定外のピットイン。首位から1分程遅れた4位へと後退した。しかしその後、首位の7号車コンウェイが快調にリードを拡げていく間に、8号車のブエミも2台のレベリオンをかわし、2位へと復帰した。
2台のTS050 HYBRIDは、ピットタイミングが半スティントほどずれた状況で、ピットのたびに順位が入れ替わる展開となttが、実質的には7号車が1分ほどの差で首位を守りながら周回が重ねられていった。
2台のハイペースなバトルは、3時間を前に、7号車が小林、8号車がハートレーへとドライバー交代、同時に新品タイヤへ交換してからも続いた。気温がやや高くなってきたこともあり、8号車はブレーキダクトの清掃のために、通常のピットストップ時間に加えて20秒を費やした。
コース上の混雑やスローゾーンの影響で7号車と8号車の差は変動したが、3位のレベリオン1号車との差は1周以上へと拡大した。5時間を過ぎ、8号車は中嶋へとドライバーチェンジ。この再、再びブレーキダクトの清掃のために30秒ほどを失った。
これで7号車のロペスはチームメイトに対し90秒のリードとなったが、5時間45分が過ぎたところでGT車両のアクシデントによりセーフティカーが導入。7号車はこの不運なタイミングで予定されていた燃料補給のピットインを行ったため、2分以上もピット出口での待機を余儀なくされ、6時間経過の時点では、8号車が僅差での首位に立つこととなった。
TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
6時間経過時順位 : 2位, (トップと10秒124差) 100周
小林可夢偉(7号車):
私の走っていたときはコース上の混雑が酷い上にアクシデントも多く、かなり難しいスティントでした。不運なタイミングのスローゾーンでなんどもタイムをロスし、時には30秒も失いました。コース上の多くの車をかわすのは大変でしたが、最も大事なのはリスクを冒さないように走ることです。まだまだ先は長いので、それを守って走り続けなくてはなりません。
マイク・コンウェイ(7号車):
私の最初のスティントはとても順調でした。スタート直後の1コーナーへの進入こそレベリオン1号車に横に並ばれましたが、お互いフェアでクリーンなバトルができました。首位の座は守ることができましたが、レベリオン1号車も速く、ギャップを広げるためにプッシュしなくてはなりませんでした。中盤のスティントでは車のバランスにやや苦しみましたが、コースのコンディションや温度の変化にあわせて少しずつバランスを調整したことで、終盤はまた快調に走ることができました。
TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
6時間経過時順位 : 1位, 100周
セバスチャン・ブエミ(8号車):
今週初めには週末の大雨予報がありましたが、予想を覆し、コースコンディションは良い状態です。ただレース開始直後、レベリオンの背後でパンクに見舞われて、7号車に挑む事が出来ませんでした。またブレーキダクトのクリーニングで時間を取られたりと、忙しいレース序盤になってしまいました。今後は落ち着いて7号車へ挑戦できることを願っています。
ブレンドン・ハートレー(8号車):
片方のフロントブレーキの冷却問題に見舞われて、ブレーキダクトからゴムを取り除かなければならず時間をロスしてしまいました。このことで本来の性能を出し切れていませんが、レースは長いし、TS050 HYBRIDでの初めてのル・マンのレースは楽しいです。序盤ですので慎重にドライブし、ミスはありませんでした。
WEC第7戦 ル・マン24時間 6時間経過時順位(LMP1クラス)
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | 周回 | トップとの差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | セバスチャン・ブエミ 中嶋一貴 ブレンドン・ハートレー | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 100 | |
2 | 7 | マイク・コンウェイ 小林可夢偉 ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ TS050 HYBRID | 100 | 10.124 |
3 | 1 | ブルーノ・セナ グスタボ・メネゼス ノルマン・ナト | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 99 | 1 Lap |
4 | 3 | ロマン・デュマ ルイ・デレトラズ ナタナエル・ベルトン | レベリオン・レーシング/ レベリオンR13・ギブソン | 99 | 1 Lap |
5 | 4 | オリバー・ウェッブ トム・ディルマン ブルーノ・スペングラー | バイコレス・レーシング・チーム/ エンソ・CLM P1/01・ギブソン | 91 | 9 Laps |
カテゴリー: F1 / ル・マン24時間レース / トヨタ