F1ラスベガスGP 決勝:11位以降 F1ドライバーコメント
2023年F1第22戦ラスベガス決勝の11位以降だったドライバーのコメント。
初開催となったラスベガスグランプリのレースは、新しいサーキットの路面が予測不能な展開を生んだ。インシデントによるセーフティカーがタイヤ戦略を狂わせ、グレイニングが多くのドライバーを苦しめた。角田裕毅はギアボックスとみられるトラブルでレースをリタイアした。
11位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「4番グリッドから11位とポイント圏外に落ちてしまったことは、ガレージの僕サイドにとって残念な結果だ。今日達成を目指していた結果ではないので、見直すべき点がたくさんある。トリッキーなコンディションのなかでのスタートは良かったし、第1スティントもうまくコントロールできて、快適にトップ4争いに加わることができた。ハードタイヤを履いたとたんに苦しくなり、タイヤが摩耗して、第2スティントは最後まで走りきるのが大変だった。僕たちにとっては悔しい夜だった。とはいえ、予選4位、決勝でのエステバンの4位と、チームにとってはとてもいい週末だった。分析を行い、来週末の最終戦アブダビで最高の形でシーズンを締めくくれるように準備する」
12位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今日はグレイニングがひどくて、僕たちにとっては難しいレースだった。セーフティカーが導入されて、ほとんどのマシンがほとんど影響を受けずにピットストップをしたのも助けにならなかった。あとから見直す必要があるレースの一つだ。自分たちではうまくいっていると思っていたのに、レース中盤のセーフティカーのあとは、古いタイヤでみんなとレースをすることになった。自分のレースはなんとかできたが、もう少しプッシュしなければならなかった。今週末はポジティブなこともいくつかあったので、悪いことばかりではないけれど、ポイントを取れなかったのは少し悔しい。最後まで(コンストラクターズ)7位争いを続けるつもりだ」
13位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「ポイントを獲得できるデグラデーションとペースがあったと思うけど、そうはならなかったので、どうすればもっと良くできたのかを見直す必要がある。今回ばかりは、 レースのスティント終盤でさえ、デグラデーションもペースも良かった。レースを通してトラックの進化がたくさんあった。問題ではなかったけど、チャレンジの一部ではあった。楽しめた」
14位:ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
「決勝には期待をもって臨んだ。このサーキットの新しく作られた路面は滑りやすく、特に路面温度が低いときにタイヤを作用させるのに苦戦していたので、スタートとリスタート時は苦労すると分かっていた。数周かければタイヤを温めて集団に戻れると思っていたけど、実際は難しかった。言い訳ではなく、この週末に苦戦していたことは事実なので、過去のデータから解決策を見つけなければならない。終盤にリタイアするマシンもいて、彼らよりはよいペースで走っていたけど、トップ10入りするには足りなかった。また来週もミディアムダウンフォースのサーキットでレースをするので、来週に期待したいと思う。気持ちを切り替えて、次のレースに挑む」
15位:周冠宇(アルファロメオ)
「今夜のレースはとても楽しかった。最終的にはポイントを獲得できなかったけど、いくつかの良い戦いと良い動きがあった。スタートで回避行動を取らなければならなかったので、前の混乱を利用することができず、セーフティカーが入ったときにピットインすることにした。ミディアムタイヤで30周することになった。この作戦はうまくいって、いくつか順位を上げてルイス(ハミルトン)やフェルナンド(アロンソ)とのバトルに持ち込むことができたけど、それ以上ピットインのチャンスがなかったから、最後の10周で危険にさらされてしまった。タイヤが終わったとき、ラップタイムが落ち始めて15位になってしまった。17番手からスタートしたことで、ポイントを獲得するチャンスはあまりなかったけれど、少なくともバトルを楽しむことはできた。今はアブダビに集中しよう。シーズン最終戦だし、いい週末にするために頑張る」
16位:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「正直なところ、今日はあまり悪いところはなかったと思う。チームとしては、目標だった1周目を終えて5位と6位で周回を重ねることができた。最初のスティントは比較的うまくいったと思うけど、終盤になると予想通り速いマシンが出てきた。僕たちは作戦通り、ハードタイヤで最後まで走りきるつもりだった。2回目のセーフティカーが出るまでは悪いポジションにはいなかったと思うけど、セーフティカーが出て、せっかくのチャンスがすべてなくなってしまった。僕たちとしては新しいセットのためにピットインするという選択肢はなかった。他はそれで優位に立ったけど、僕たちは最後まで持ちこたえようとした。週末としては、自分たちのプランを最大限に生かし、うまく実行できた。今日はちょっと運が悪かっただけだ」
17位:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「非常に良いポジションでスタートしましたが、残念ながらレースは最初のコーナーでほぼ台無しになってしまった。フェルナンド(アロンソ)と接触した後、追突を受けてディフューザーが損傷し、失ったポジションを取り戻すチャンスが損なわれてしまった。その後はペースもグリップも足りず、長いレースとなった。当然のことながら、特に今日は良い結果が出せると確信していたのに、本当のパフォーマンスを発揮する機会がなかったので、本当に残念だった。週末のポジティブな点として、1周のペースは確実に向上していて、そのおかげで昨日はQ3に進出することができたことだ。直接のライバルは誰もポイントを持ち帰らなかったので、アブダビでのシーズン最終戦に向けてまだ可能性が残されている。トップ10に返り咲き、いい形でシーズンを終えることができるよう、全力を尽くしたい」
DNF:角田裕毅(アルファタウリ)
「チーム内で戦略を分けて、僕の方は少し賭けに出たのですがうまくいきませんでした。スタートはうまくいってトラブルを避けることができ、いくつかポジションも上げることができたのですが、残念ながらトップ10入りできるほどのペースはありませんでした。ペースで苦戦すると分かっていた分、なにか違った戦略を試さなければいけないと思っていたので、チャレンジできたことには満足しています。今日は結果に反映することができず、リタイアとなってしまいました。次戦のアブダビはポイント獲得を目指し、ベストを尽くして戦います」
DNF:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「何かが起きてパワーがなくなった。そこは調査していく。実際、レースペースは悪くなかったと思う。スタートは良かったけれど、1コーナーでのアクシデントでアウトサイドに回り込んで大きく順位を下げてしまった。それですでに遅れをとっていた。その後、マシンのフィーリングはとても良くなって、ペースも上がったと感じたけれど、常にトラフィックがあったし、グレイニングプロテクションのために思うようにプッシュすることができなかった。全体的に見れば、いいレースのひとつだったと思う
DNF:ランド・ノリス(マクラーレン)
「ラスベガスGPは残念な結果に終わった。リスタートで底をついてしまい、リアを失い、ウォールに激突してしまった。特にオスカーのほうはペースが有望に見えたことを考えると、僕たちが望んでいたような週末の終わり方ではなかった。僕の状態をチェックしてくれたメディカルスタッフと、これからマシンを仕上げてくれるチームに心から感謝している。1週間後にリセットして、アブダビでのシーズン最終戦に臨む」
カテゴリー: F1 / F1ラスベガスGP / F1ドライバー
初開催となったラスベガスグランプリのレースは、新しいサーキットの路面が予測不能な展開を生んだ。インシデントによるセーフティカーがタイヤ戦略を狂わせ、グレイニングが多くのドライバーを苦しめた。角田裕毅はギアボックスとみられるトラブルでレースをリタイアした。
11位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「4番グリッドから11位とポイント圏外に落ちてしまったことは、ガレージの僕サイドにとって残念な結果だ。今日達成を目指していた結果ではないので、見直すべき点がたくさんある。トリッキーなコンディションのなかでのスタートは良かったし、第1スティントもうまくコントロールできて、快適にトップ4争いに加わることができた。ハードタイヤを履いたとたんに苦しくなり、タイヤが摩耗して、第2スティントは最後まで走りきるのが大変だった。僕たちにとっては悔しい夜だった。とはいえ、予選4位、決勝でのエステバンの4位と、チームにとってはとてもいい週末だった。分析を行い、来週末の最終戦アブダビで最高の形でシーズンを締めくくれるように準備する」
12位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「今日はグレイニングがひどくて、僕たちにとっては難しいレースだった。セーフティカーが導入されて、ほとんどのマシンがほとんど影響を受けずにピットストップをしたのも助けにならなかった。あとから見直す必要があるレースの一つだ。自分たちではうまくいっていると思っていたのに、レース中盤のセーフティカーのあとは、古いタイヤでみんなとレースをすることになった。自分のレースはなんとかできたが、もう少しプッシュしなければならなかった。今週末はポジティブなこともいくつかあったので、悪いことばかりではないけれど、ポイントを取れなかったのは少し悔しい。最後まで(コンストラクターズ)7位争いを続けるつもりだ」
13位:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「ポイントを獲得できるデグラデーションとペースがあったと思うけど、そうはならなかったので、どうすればもっと良くできたのかを見直す必要がある。今回ばかりは、 レースのスティント終盤でさえ、デグラデーションもペースも良かった。レースを通してトラックの進化がたくさんあった。問題ではなかったけど、チャレンジの一部ではあった。楽しめた」
14位:ダニエル・リカルド(アルファタウリ)
「決勝には期待をもって臨んだ。このサーキットの新しく作られた路面は滑りやすく、特に路面温度が低いときにタイヤを作用させるのに苦戦していたので、スタートとリスタート時は苦労すると分かっていた。数周かければタイヤを温めて集団に戻れると思っていたけど、実際は難しかった。言い訳ではなく、この週末に苦戦していたことは事実なので、過去のデータから解決策を見つけなければならない。終盤にリタイアするマシンもいて、彼らよりはよいペースで走っていたけど、トップ10入りするには足りなかった。また来週もミディアムダウンフォースのサーキットでレースをするので、来週に期待したいと思う。気持ちを切り替えて、次のレースに挑む」
15位:周冠宇(アルファロメオ)
「今夜のレースはとても楽しかった。最終的にはポイントを獲得できなかったけど、いくつかの良い戦いと良い動きがあった。スタートで回避行動を取らなければならなかったので、前の混乱を利用することができず、セーフティカーが入ったときにピットインすることにした。ミディアムタイヤで30周することになった。この作戦はうまくいって、いくつか順位を上げてルイス(ハミルトン)やフェルナンド(アロンソ)とのバトルに持ち込むことができたけど、それ以上ピットインのチャンスがなかったから、最後の10周で危険にさらされてしまった。タイヤが終わったとき、ラップタイムが落ち始めて15位になってしまった。17番手からスタートしたことで、ポイントを獲得するチャンスはあまりなかったけれど、少なくともバトルを楽しむことはできた。今はアブダビに集中しよう。シーズン最終戦だし、いい週末にするために頑張る」
16位:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「正直なところ、今日はあまり悪いところはなかったと思う。チームとしては、目標だった1周目を終えて5位と6位で周回を重ねることができた。最初のスティントは比較的うまくいったと思うけど、終盤になると予想通り速いマシンが出てきた。僕たちは作戦通り、ハードタイヤで最後まで走りきるつもりだった。2回目のセーフティカーが出るまでは悪いポジションにはいなかったと思うけど、セーフティカーが出て、せっかくのチャンスがすべてなくなってしまった。僕たちとしては新しいセットのためにピットインするという選択肢はなかった。他はそれで優位に立ったけど、僕たちは最後まで持ちこたえようとした。週末としては、自分たちのプランを最大限に生かし、うまく実行できた。今日はちょっと運が悪かっただけだ」
17位:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「非常に良いポジションでスタートしましたが、残念ながらレースは最初のコーナーでほぼ台無しになってしまった。フェルナンド(アロンソ)と接触した後、追突を受けてディフューザーが損傷し、失ったポジションを取り戻すチャンスが損なわれてしまった。その後はペースもグリップも足りず、長いレースとなった。当然のことながら、特に今日は良い結果が出せると確信していたのに、本当のパフォーマンスを発揮する機会がなかったので、本当に残念だった。週末のポジティブな点として、1周のペースは確実に向上していて、そのおかげで昨日はQ3に進出することができたことだ。直接のライバルは誰もポイントを持ち帰らなかったので、アブダビでのシーズン最終戦に向けてまだ可能性が残されている。トップ10に返り咲き、いい形でシーズンを終えることができるよう、全力を尽くしたい」
DNF:角田裕毅(アルファタウリ)
「チーム内で戦略を分けて、僕の方は少し賭けに出たのですがうまくいきませんでした。スタートはうまくいってトラブルを避けることができ、いくつかポジションも上げることができたのですが、残念ながらトップ10入りできるほどのペースはありませんでした。ペースで苦戦すると分かっていた分、なにか違った戦略を試さなければいけないと思っていたので、チャレンジできたことには満足しています。今日は結果に反映することができず、リタイアとなってしまいました。次戦のアブダビはポイント獲得を目指し、ベストを尽くして戦います」
DNF:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「何かが起きてパワーがなくなった。そこは調査していく。実際、レースペースは悪くなかったと思う。スタートは良かったけれど、1コーナーでのアクシデントでアウトサイドに回り込んで大きく順位を下げてしまった。それですでに遅れをとっていた。その後、マシンのフィーリングはとても良くなって、ペースも上がったと感じたけれど、常にトラフィックがあったし、グレイニングプロテクションのために思うようにプッシュすることができなかった。全体的に見れば、いいレースのひとつだったと思う
DNF:ランド・ノリス(マクラーレン)
「ラスベガスGPは残念な結果に終わった。リスタートで底をついてしまい、リアを失い、ウォールに激突してしまった。特にオスカーのほうはペースが有望に見えたことを考えると、僕たちが望んでいたような週末の終わり方ではなかった。僕の状態をチェックしてくれたメディカルスタッフと、これからマシンを仕上げてくれるチームに心から感謝している。1週間後にリセットして、アブダビでのシーズン最終戦に臨む」
カテゴリー: F1 / F1ラスベガスGP / F1ドライバー