ランド・ノリス 2025年F1ワールドチャンピオン獲得 自身初の戴冠

ノリスはイングランド・ブリストル出身。幼い頃に英国カート選手権を観戦したことをきっかけにレーシングの道へ進み、2014年には「CIK-FIA カート世界選手権 KFクラス」で史上最年少チャンピオンを獲得。
フォーミュラ4、フォーミュラ・ルノー、FIA F3と着実にステップアップし、ジュニアカテゴリー時代から高い評価を受けてきた。
2019年にマクラーレンからF1デビュー。2025年第23戦カタールGP終了時点で通算151戦に出走し、43回の表彰台、11勝、16回のポールポジション、18回のファステストラップを記録していた。最終戦アブダビGPへの出走で通算152戦目となり、同レースでの表彰台獲得により通算表彰台回数は44回に到達した。
2024年にはF1初優勝を挙げ、シーズンランキング2位を獲得。翌2025年シーズンも安定したポイント獲得を続け、最終戦までタイトル争いが継続した。アブダビGPでフェルスタッペンが優勝する中、ノリスは必要なポイントを確実に持ち帰り、年間ポイントで2ポイント差を守り切ったことで初のF1ワールドチャンピオンが確定した。
ノリスはイギリスとベルギーの二重国籍を持ち、母親の出身地であるベルギーのフラマン語系オランダ語も一部話すことができる。幼少期から物理学と数学を家庭教師のもとで学ぶなど多面的なバックグラウンドを持ち、レース外でも幅広い活動で知られる。
ジュニア時代から積み上げてきた実績と長年の経験が結実し、ランド・ノリスは2025年、F1世界選手権の頂点へと到達した。
カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム
