ランド・ノリス F1メキシコGP初日「バランスがめちゃくちゃだった」

ノリスはフリー走行2回目(FP2)で4番手。フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、キミ・アントネッリ(メルセデス)に次ぐ順位で初日を終えた。
FP1ではルーキードライバーのパト・オワードにシートを譲っており、自身の走行はFP2からスタート。しかしセッション中盤に発生したパワーサージの問題もあり、レッドブル勢のペースに迫ることはできなかった。
「マシンのバランスがちょっと全体的にめちゃくちゃなんだ」とノリスはFP2後に語った。「ここ数戦と同じで、今は1周の速さに苦労している。僕たちは懸命に取り組んでいるし、できる限りのことを試している。今夜何が見つかるか見てみようと思う」。
ノリスはFP2でフェルスタッペンには及ばなかったものの、チームメイトのオスカー・ピアストリを大きく上回り、彼は12番手に終わった。ピアストリとの差は0.840秒と明確だった。
ドライバーズ選手権では、ノリスはピアストリに14ポイント差で追う立場だが、初日は優位な滑り出しを見せた。
「全体的には悪くなかったと思う。かなり早くスピードをつかめたし、最初のラップは良くて、2回目のラップではさらに一歩前進できた」とノリスは続けた。
「すぐに限界を見つけた感じだったけど、その限界が僕たちを少し止めている感じだ。悪い日というわけではないけどね。普段は金曜日がとても良くて、土曜日にみんなが追いついてくるんだけど、今回はすでに少し後れを取っている。だから今夜はやるべきことがたくさんある」。

マクラーレンの課題:単発ペースの再構築が急務
マクラーレンはここ数戦、単発ペースの不安定さが続いている。特にローダウンフォース仕様でのバランス維持が難しく、FP2でもノリスはフロントエンドの不安定さを訴えた。
FP1を欠いたことでセットアップ調整の時間も限られたが、それでもレースペース自体は悪くない兆しを見せており、決勝では再び上位争いが期待できる。
メキシコ特有の高地環境で空力効率が落ちる中、マクラーレンがどこまでリアの安定性を取り戻し、フェルスタッペンに迫るかが土曜の焦点となる。
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