ランド・ノリス F1アメリカGP決勝「ルクレールとの戦いはタフだった」
ランド・ノリス(マクラーレン)は、2025年F1アメリカGP決勝で2位を獲得し、「これ以上はできなかった」と振り返った。フェラーリのシャルル・ルクレールとの「タフなバトル」を制しての表彰台に満足感を示した。

ポールポジションのマックス・フェルスタッペンに並ぶ2番グリッドからスタートしたノリスは、1コーナーでルクレールに抜かれ、序盤は追う立場に。ターン12でのオーバーテイクで一度は前に出たものの、ピットストップのタイミングで再び順位を入れ替える展開となった。

ルクレールとの激闘を回想「最後にようやく抜けた」

ノリスはレース後、「ようやくシャルルを抜けた」と笑顔を見せ、「時間がかかったけど、いいバトルだった。彼はタフだったし、僕たちはやれることはすべてやった」とコメントした。

「オーバーカットのあと、もう少し楽に抜けると思っていたけど、そうはならなかった。シャルルはとてもいいレースをしていたし、戦うのが楽しかった。だから2位で満足しないとね。これ以上はできなかったと思う」

ランド・ノリス(マクラーレン) F1 アメリカグランプリ

タイヤマネジメントと戦略の妙

ルクレールとの攻防中、エンジニアのウィル・ジョセフから「タイヤを冷やせ」と指示が飛んだ場面もあった。ノリスは当時をこう振り返る。

「新品タイヤを履いた直後は、グリップがあって一番チャンスがあるけど、同時にタイヤ温度が高くなりやすい。最初のアタックのあとにタイヤが厳しくなって、シャルルは安定したペースを保っていたと思う」

「だから何周か引いてクールダウンして、もう一度仕掛けた。うまくいったよ。いい戦略といいドライビングだったし、すごく楽しいレースだった」

チャンピオンシップ争いに影響

この2位で、ノリスはドライバーズランキングでチームメイトのオスカー・ピアストリとの差を14ポイントに縮めた。一方、優勝したフェルスタッペンは首位ピアストリとの差を40ポイントにまで詰めている。シーズン終盤に向け、三つ巴のタイトル争いはさらに激化しそうだ。

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カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム / F1アメリカGP