ランド・ノリス F1前半戦「やり直したい瞬間もあるが後悔はない」

マクラーレンのチームメイト、オスカー・ピアストリとはわずか9ポイント差でサマーブレイクを終え、F1はザントフォールトでのオランダGPに再開を迎える。小さなミスがチャンピオンシップを左右しかねない状況だ。
ノリスはシーズン序盤の失敗を振り返り、次のように語った。
「一番大きいのは中国のスプリント予選だったと思う。あの時の僕のラップは最終コーナーのヘアピンまではポールに十分な出来だった。でもブレーキでロックしてしまった。あの瞬間に『シーズンは長いんだから、ヒーローになろうとするな』って思えていれば、あんな結果にはならなかった。あそこで8ポイントを失った」
「それからカナダ(ピアストリとのクラッシュ)も。もしやり直せるなら、もう少し賢く、リスクを抑えて走れば、あれほどポイントを失わずに済んだかもしれない」
「でも、そういう場面を後悔しているとは言わない。もちろん変わってほしい、もっと良い結果であってほしい、やり直したいとも思う。けれど、当時の自分の判断を後悔しているわけじゃない。それが僕であり、人生であり、そういうものだと思うんだ」
「時にはうまくいって運も味方するし、逆に最高の決断じゃなかったと思えることもある。でもそういう時にこそ多くを学べるし、将来のために自分を成長させてくれる」

ノリスは「生きて学ぶ」姿勢に誇りを持ちながらも、今後タイトル争いを続けるためにはミスを最小限に抑える必要があると強調した。その点で、リスクマネジメントはマクラーレンの両ドライバーにとってますます重要な要素になっている。チャンピオンシップ圏外のドライバーたちはより大胆にパパイヤカラーのマシンに挑むことができるからだ。
「僕たちはレースに勝ちたいし、2位や3位を狙いたいと思う。でも一方で、ちょっとした場面でリスクをもっと取れる時もあっただろうし、そういう瞬間は少しあったと思う。ただ、しばらく前から僕たちはリスクというものを理解し始めている」
「予選の時にはリスクを取らなきゃいけない場面があるのは分かっているし、レースでは1ポイントのためにはリスクを冒さないけど、勝利のためならもっとリスクを取ることもある。誰と戦っているかも大事な要素だ」

「それがレーシングドライバーというものだ。誰に対してリスクを取れるか、誰には取れないか、いつリスクを取るか、いつ取らないか、それを理解しなきゃならない。それは一般的なことだけど、チャンピオンシップを争うようになると、さらに理解を深めなきゃいけない部分だと思う」
「もし中国で戻れるなら、あのリスクは取らなかったと思う。シーズン第2戦のあの時点では、すべてを完全に把握できていなかったし、必要なほど深く考えられていなかった。でもあの経験から学んだし、今はより良い判断ができるようになっている」
カテゴリー: F1 / ランド・ノリス / マクラーレンF1チーム / F1オランダGP