ロバート・クビサ F1 ウィリアムズ
ロバート・クビサは、自分のF1マシンを走らせる能力は2011年にラリーで事故に遭う前のほぼ90%だと述べた。

今年、ロバート・クビサは集中的な体力トレーニングを行い6年ぶりにルノーとウィリアムズでテストを実施。シーズン終了後のアブダビテストにも参加し、2018年のウィリアムズのドライバー候補に挙げられている。

事故で右腕に後遺症が残るロバート・クビサだが、“片手でF1マシンを走らせているわけではない”と述べて懸念を払しょく。2010年に最後にF1を戦ったときよりもフィジカル的には良い状態にあると主張している。

ウィリアムズは、ロバート・クビサの怪我はF1でレースをする能力に影響を与えるという懸念は抱いていないと語っているが、まだクビサとの契約には至っていない。

ロバート・クビサは、自分のF1マシンをドライブする能力に自信をもっており、今年F1マシンに乗った際の自分のパフォーマンスに驚いたと語る。

「正直、普段の生活の方がはるかに制限がある」とロバート・クビサはロンドンで行われた2017 Autosport Awardsでコメント。

「過去のF1マシンのドライビングと同じではない。それでも僕の制限は見た目ほど多くはない。ドライビングの90%は昔と変わってない」

「体力的には過去よりも良い状態だ。これからもっと厳しく追い込んでいかなければならない。年齢は助けにならないからね」

「大きな違いは脳だ。脳がいかに大きな可能性を秘めているか、様々な状況にいかに迅速に適応できるかは信じられないくらいだ」

「残念ながら僕のキャリアは中断されてしまった。僕は怪我を負ってしまった」

「僕はそれらと一緒に暮らす方法、F1マシンを走らせる方法を学んできた。最終的に自分が目にした結果には驚いている」

ロバート・クビサは、2018年のウィリアムズのランス・ストロールのチームメイトの座をセルゲイ・シロトキン、ポール・ディ・レスタ、ダニール・クビアトらと争っている。

ロバート・クビサはそのなかでも最有力候補だと目されており、セルゲイ・シロトキンとともに走ったアブダビテストでの結果はさらにレース復帰へと近づけた。

ウィリアムズは、アブダビテストでのロバート・クビサとセルゲイ・シロトキンのデータを分析し、今度数週間で決断を下す予定だとしている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ロバート・クビサ / ウィリアムズ・レーシング