桜井孝太郎、GP3テスト初日は14番手タイム
桜井孝太郎が、フランスのポール・リカール・サーキットで開催された今季第1回目のGP3公式合同テストに、名門カーリン・モータースポーツから参加。14番手タイムをマークした。
前日の夕方にポールリカール入りした桜井孝太郎は、サーキットに到着した直後にそのままGP3シリーズ・ブリーフィングに参加し、慌ただしくGP3ドライバーとしての初仕事をこなした。
カーリン・モータースポーツのスタッフとの自己紹介もそこそこにシート合わせを開始。桜井の細かなリクエストに対して、チームは繊細な作業で対応してくれました。その後、雨のそぼ降る中を、担当エンジニアとコースを歩きながら昨年の走行データをチェックし、翌日の走行に備えた。
午前9時から開始された公式テストには全10チーム、30台のマシンが参加。天候は晴れていたが、前日の雨がコースを濡らし、路面はウェットコンディションからのスタートとなった。
名門カーリン・モータースポーツのドライバーとしての最初のセッションは、予想以上にスムーズにスタート。担当エンジニアとのきめ細かな無線でのやり取りの中でセットアップも順調に進み、ウェットから次第に乾いていく難しいコンディションの中、誰よりも早いタイミングでレインタイヤからスリックタイヤに交換。果敢なアタックを繰り返し、48周をこなして30台中14番手のタイムをマークした。
午後はドライから逆にウェットコンディションとなり、全車タイムアップはならなかったが、桜井孝太郎は午後も積極的に走り込んで36周をこなし、無事テスト初日を終了。完全なウェットコンディションの中では7番手タイムをマークし、担当エンジニアからもチームスタッフからも、称賛されながら、無事テスト初日を終えた。
桜井孝太郎
「変な表現ですが、今日はGP3マシンが前に乗った時より小さく感じました。すべてのタイヤが手足のように感じられるとか、そういうフィーリングです。やはりパワーは強烈で、ハーフウェットの路面では直線でもホィールスピンしてしまうほどですが、滑りやすい路面を走り込むチャンスができたことで、微妙なアクセルコントロールの練習ができたと思います。マシンの限界を試すために何度もスピンしましたが、無傷でした(笑)。初めて一緒に仕事をしたにもかかわらず、まるでそれを感じさせないほどチームは僕を自然に受け入れてくれました。そういう部分がきっと名門と呼ばれる理由なのではないかと思います。予定周回どおりにピットに入ろうとすると『いいタイムが出たからもう1周いけ!』と励まされたりするうちに、かなりの距離を走り込んだ気がします(笑)。走行終了後に、チーム代表のトレバー・カーリンさんが『ありがとう。いい仕事をしてくれた』と褒めてくれた時には、ちょっと嬉しくなりました。今年、ステイタスGPと過ごしたニュージーランドでの2ヶ月間のレース経験が、しっかり自分の力になっていることを実感しました。明日もチームの期待に添えるドライビングができるように頑張りたいと思います」
トレバー・カーリン
「孝太郎の今日のドライビングは、まさにグッドジョブ。わずか1年のレースキャリアとは思えないほど、私にはとても印象的でした。無線でエンジニアとのやり取りを聞いていましたが、マシンに対するコメントは想像以上に的確で、表現力も素晴らしい。常に考えながら走っているのが良くわかりました。彼の明るい性格もチームに溶け込む早さもドライバーの能力のひとつです。経験あるチームメイトと比較しても遜色ないタイムをマークしていますし、まだまだ粗削りですが、高いポテンシャルを秘めているドライバーです。明日も無理をさせず、一歩一歩、着実にステップを踏ませたいと考えています」
カテゴリー: F1 / 桜井孝太郎
前日の夕方にポールリカール入りした桜井孝太郎は、サーキットに到着した直後にそのままGP3シリーズ・ブリーフィングに参加し、慌ただしくGP3ドライバーとしての初仕事をこなした。
カーリン・モータースポーツのスタッフとの自己紹介もそこそこにシート合わせを開始。桜井の細かなリクエストに対して、チームは繊細な作業で対応してくれました。その後、雨のそぼ降る中を、担当エンジニアとコースを歩きながら昨年の走行データをチェックし、翌日の走行に備えた。
午前9時から開始された公式テストには全10チーム、30台のマシンが参加。天候は晴れていたが、前日の雨がコースを濡らし、路面はウェットコンディションからのスタートとなった。
名門カーリン・モータースポーツのドライバーとしての最初のセッションは、予想以上にスムーズにスタート。担当エンジニアとのきめ細かな無線でのやり取りの中でセットアップも順調に進み、ウェットから次第に乾いていく難しいコンディションの中、誰よりも早いタイミングでレインタイヤからスリックタイヤに交換。果敢なアタックを繰り返し、48周をこなして30台中14番手のタイムをマークした。
午後はドライから逆にウェットコンディションとなり、全車タイムアップはならなかったが、桜井孝太郎は午後も積極的に走り込んで36周をこなし、無事テスト初日を終了。完全なウェットコンディションの中では7番手タイムをマークし、担当エンジニアからもチームスタッフからも、称賛されながら、無事テスト初日を終えた。
桜井孝太郎
「変な表現ですが、今日はGP3マシンが前に乗った時より小さく感じました。すべてのタイヤが手足のように感じられるとか、そういうフィーリングです。やはりパワーは強烈で、ハーフウェットの路面では直線でもホィールスピンしてしまうほどですが、滑りやすい路面を走り込むチャンスができたことで、微妙なアクセルコントロールの練習ができたと思います。マシンの限界を試すために何度もスピンしましたが、無傷でした(笑)。初めて一緒に仕事をしたにもかかわらず、まるでそれを感じさせないほどチームは僕を自然に受け入れてくれました。そういう部分がきっと名門と呼ばれる理由なのではないかと思います。予定周回どおりにピットに入ろうとすると『いいタイムが出たからもう1周いけ!』と励まされたりするうちに、かなりの距離を走り込んだ気がします(笑)。走行終了後に、チーム代表のトレバー・カーリンさんが『ありがとう。いい仕事をしてくれた』と褒めてくれた時には、ちょっと嬉しくなりました。今年、ステイタスGPと過ごしたニュージーランドでの2ヶ月間のレース経験が、しっかり自分の力になっていることを実感しました。明日もチームの期待に添えるドライビングができるように頑張りたいと思います」
トレバー・カーリン
「孝太郎の今日のドライビングは、まさにグッドジョブ。わずか1年のレースキャリアとは思えないほど、私にはとても印象的でした。無線でエンジニアとのやり取りを聞いていましたが、マシンに対するコメントは想像以上に的確で、表現力も素晴らしい。常に考えながら走っているのが良くわかりました。彼の明るい性格もチームに溶け込む早さもドライバーの能力のひとつです。経験あるチームメイトと比較しても遜色ないタイムをマークしていますし、まだまだ粗削りですが、高いポテンシャルを秘めているドライバーです。明日も無理をさせず、一歩一歩、着実にステップを踏ませたいと考えています」
カテゴリー: F1 / 桜井孝太郎