インディカー 佐藤琢磨
2019年のインディカー・シリーズ 開幕戦セントピーターズバーグの決勝が3月10日(日)に行われ、ジョセフ・ニューガーデン(ペンスキー)が優勝。佐藤琢磨はギアボックストラブルによってリタイアでレースを終えた。

2019年のインディカー・シリーズがいよいよ開幕。今年もシーズン開幕戦の舞台はフロリダ州のリゾート地、セント・ピーターズバーグ。

海辺の空港と市街地の道路を利用したコースは、広い滑走路を使った高速セクションと、次々とタイトターンを走り抜けるテクニカルなセクションで構成される。

110周で争われた決勝はクリーンにオープニングラップを終了。上位勢に順位変動はなく、20番手からスタートした佐藤琢磨もひとつ順位をあげる。

佐藤琢磨は16番手走行中の10周目に早くもピットイン。ブラックタイヤに交換して他のドライバーとは異なる戦略でポジションアップを目指す。

レース前半を沸かせたのはインディカーデビューとなったフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)。14周目にトップのウィル・パワー(ペンスキー)がピットインするとリードラップを走行。

ピットストップ後にライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)のマシントラブルでイエローコーションとなり、23周目にリスタートすると再びウィル・パワーをコース上でオーバーテイク。35周目にエド・ジョーンズ(エド・カーペンター)とマテウス・レイスト(A.J.フォイト)のクラッシュで再びイエローコーションとなったが、リスタート時に巧みなライン取りパワーを抑えて首位をキープする。

しかし、2度目のピットインでタイムロス。ウィル・パワーに先行を許してしまう。

そこでトップに立ったのがジョセフ・ニューガーデン。ウィル・パワーを抜いて2番手に浮上したスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)に約7秒のリードを築く。

佐藤琢磨は8番手を走行していた77周目にピットイン。しかし、ギアボックスにトラブルが発生し、翌周にピットでマシンを留めてリタイアとなる。

ジョセフ・ニューガーデンは3度目のピットインも順調に消化してトップをキープ。最後尾のマリオ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ)を抜きあぐねている間にスコット・ディクションに迫られるも最終的にリードを守り、開幕戦をトップでチェッカーを受けた。

2位にはスコット・ディクソン、3位にはポールポジションスタートのウィル・パワーが続き表彰台を獲得。レース前半を沸かせたフェリックス・ローゼンクヴィストは4位でチェッカーを受けた。

2019年 インディカー 開幕戦 セントピーターズバーグ 決勝 結果
PosNoDriverTeam 
12ジョセフ・ニューガーデンTeam PenskeC
29スコット・ディクソンChip Ganassi RacingH
312ウィル・パワーTeam PenskeC
410フェリックス・ローゼンクヴィストChip Ganassi RacingH
527アレクサンダー・ロッシAndretti AutosportH
65ジェームス・ヒンチクリフSchmidt Peterson MotorsportsH
722シモン・パジェノーTeam PenskeC
888コルトン・ヘルタHarding RacingC
919サンティノ・フェルッチDale Coyne RacingH
1060ジャック・ハーヴェイMeyer Shank RacingH
1121スペンサー・ピゴットEd Carpenter RacingC
1215グラハム・レイホールRahal Letterman Lanigan RacingH
1398マルコ・アンドレッティ Andretti HertaH
1426ザック・ビーチAndretti AutosportH
1514トニー・カナーンAJ Foyt Racing C
1659マックス・チルトンCarlinC
1723チャーリー・キンボールCarlinC
1881ベン・ハンリーDragonSpeedC
1930佐藤琢磨Rahal Letterman Lanigan RacingH
207マーカス・エリクソンSchmidt Peterson MotorsportsH
2120エド・ジョーンズEd Carpenter RacingC
224マテウス・レイストAJ Foyt Racing C
2328ライアン・ハンターレイAndretti AutosportH
2418セバスチャン・ブルデーDale Coyne RacingH


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カテゴリー: F1 / インディカー