ニコ・ヒュルケンベルグ F1終盤で予選力が復調は「気合いを入れただけ」

今季中盤、ニコ・ヒュルケンベルグは1周ペースで苦戦し、チームメイトのガブリエル・ボルトレトが安定して前に立つ展開が続いた。しかし、サンパウロGPを含む直近4戦ではニコ・ヒュルケンベルグがすべて上回り、予選対決は現在11対10でボルトレトが依然リードするものの、その差はごく僅かに縮まっている。
中盤戦の失速とボルトレトの伸び
シーズン序盤、ニコ・ヒュルケンベルグは経験値の差を生かし、ヨーロッパラウンドに入る頃には4対2とリードを築いていた。
しかし、その後は1周ペースの低下とガブリエル・ボルトレト側の改善が重なり、ヨーロッパ離脱時点では11対6と大きく逆転されていた。
「ちょっと気合いを入れて、やるべきことをやっただけだ」予選力復調の理由
ニコ・ヒュルケンベルグはインテルラゴスでのガブリエル・ボルトレトの母国GPを前に、メディア(RacingNews365を含む)に次のように語った。
「まあ、ちょっと気合いを入れて、やるべきことをやっただけだ」
「ときにはポジティブな流れや勢いがあって、ときにはそれがないこともある。夏の時期には明らかに難しい時期があった。でも僕たちは取り組み続けて、作業を続けて、ただ地道にやってきた」

現在、両者の純粋な予選最速タイム差はわずか0.014秒。ニコ・ヒュルケンベルグにとって最近のハイライトはアメリカGPで、スプリント予選4番手を獲得しながら1コーナーで不運にも巻き込まれた。しかし決勝では8位入賞と4ポイントを獲得し、イギリスGPでの初表彰台以来となるポイントを手にした。
サンパウロのアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェでも9位を獲得し、復調傾向を裏付けた。
「クルマとの関係が良くなってきた」
ニコ・ヒュルケンベルグは続けて次のように語った。
「クルマとのフィーリングや関係性が、夏の頃より今の方がたぶん良くなっている。これはおそらく、そのプロセスの結果だ」
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