ニコ・ヒュルケンベルグのMGU-Kの故障でフェラーリF1のPUの懸念増大
ハースF1チームのニコ・ヒュルケンベルグは、先週末のF1オーストラリアGPで7位入賞という素晴らしい成績を収めたが、この結果には大きな懸念があった。ヒュルケンベルグのVF-23はラインを越えた瞬間、パワーを失った。

ここ数日、ハースF1チームはVF-23がなぜパワーを失ったのかを評価するために最善を尽くしたが、その結論はフェラーリエンジン搭載車にとって良いニュースではなかった。

ハースF1チームは、ニコ・ヒュルケンベルグのマシンがMGU-Kの故障であることを明らかにした。これは、昨シーズンの4レースでハースF1チームに影響を与えたのと同じ問題である。

しかも、フェラーリのパワーユニットに関するトラブルは今に始まったことではなく、ワークスチームもバーレーンでシャルル・ルクレールのエンジンにトラブルが発生している。3戦目にしてまたもや大きな問題が発生したため、ファンはソーシャルメディアにミームを投稿している。

フェラーリとそのカスタマーチームは、今シーズン、まともなペースをもったクルマを生産しているように見えるが、ライバルと比較してしばしばパフォーマンスを低下させるのは、その信頼性の問題である。フェラーリのワークスチームがその最たる例だ。

シャルル・ルクレールは開幕戦バーレーンGPで予選3位を獲得したが、パワーユニットの不具合でリタイアに終わった。このエンジントラブルにより、ルクレールは次のサウジアラビアGPでも10グリッド降格のペナルティーを受けることになった。

F1チームは使用できるパワーユニットとその供給数に制限があるため、フェラーリエンジンを搭載したマシンはシーズンを通して大きな不安を抱えている可能性が高い。フェラーリ、ハース、アルファロメオは、パワーユニットを1つ増やすごとに多額のペナルティを受けることになるため、この点には注意が必要である。

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カテゴリー: F1 / ニコ・ヒュルケンベルグ / スクーデリア・フェラーリ / ハースF1チーム