HRT
HRTが、チーム解散の危機に直面している。

HRTのオーナー企業であるテサン・キャピタルは、チームの売却先を探していることを明らかにしてる。

テサン・キャピタルは、2013年シーズン前にHRTを売却するためにカタールの投資家と交渉していたとされているが、交渉は決裂した模様だ。

チームの内部関係者によると、HRTはすでに2012年シーズンの最終戦まで必要ではないとみなされる従業員の一部に解雇予告が出ているという。

ある情報源は「誰とは言えない。すべて終わったようにみえた。彼らは関心と資金を持っていた。だが、契約書にサインする直前に延期され、彼らはアブダビGPの週に手を引いた」と Marca に述べた。

報道によると、マドリードのカハ・マヒカにあるチーム施設は、すでに最低必需品のみに片づけられ、F1アブダビGPとF1アメリカGPの間に戻ったスタッフを驚かせたという。

あるメカニックは「オフィスはすでに空で、家具もコンピュータもなく、あるのは窓だけだった」と述べだ。

また別のスタッフは、HRTが売りに出ているという発表の数日前まで来年のマシンを開発していたことを認めた。チーム代表のルイス・ペレス・サラも、2013年マシンの開発を進めており、チームは新しいスタッフを雇用していると述べていた。

あるスタッフは「流動資産がないため、サプライヤーへの未払いの債務があるため、またはFIAに支払う来年の参戦料がないから閉鎖するのではない」と主張。

「テサンが、F1参戦は利益を生まない、もしくは来年そうだろうと判断し、HRTを手放そうとしているのだ。世界的投資企業にとっては些細な問題だ。チームに投資した金額に対して容認できる見返りがある限り、評判の良し悪しは関係ない。彼らはすでにF1に関心を持っていない」

多くの従業員はすでに解雇予告を受けており、オースティンを訪れている60名ほどのスタッフがHRTのユニフォームを着用するのもあと1週間ほどかもしれない。

「テサンは、我々に何もコメントしてはいけないと言った。でも、我々全員が解雇されたことを知らせたい。どのチームでも働けることを知ってもらいたい」とある従業員はコメント。

「設計、マーケティング、メディア、総務、その他の部門に20人いる。興味深いことに、マクラーレンとマルシアから出向しているシミュレーション・エンジニアの2人だけが、ここ5日間出勤している。来年のマシンを開発していたので全員が驚いた。11月26日に我々も解雇されると通知された。今我々がここにいるのは、FIAやバーニー・エクレストンのFOMとチームがイベントに参戦しなければならないという契約にサインしているからだ」

「2013年は22台のマシンしか出走しないと思う。誰かが値引き価格でチームを買収するかもしれないが、時間が足りない。2013年マシンの設計は中止されており、それが一番大きい。チームはグリッドにマシンを2台並べなければならない。1ヶ月以上遅れたら、買収を希望する企業にとってチャンスはなくなる。ライセンスも重要だが、マシンがなければ意味がない」

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