テサン・キャピタル ヒスパニア・レーシング
ヒスパニア・レーシングの新オーナーとなったテサン・キャピタルが、2名のスペイン人ドライバーの起用とスペインへの本拠地移転を計画していることが明らかになった。

ヒスパニア・レーシングは4日(月)、野村証券が出資するスペインのベンチャーキャピタル企業テサン・キャピタルに株式を売却したことを発表。

ヒスパニア・レーシングは声明のなかで、買収によっては「チームのパフォーマンスの最適化と改善の機会を探る」とともに「チームのスペイン色を強め、最終的にスペインに定着させる」と発表していた。

スペインの AS によると、テサン・キャピタルはその計画に沿って2012年のアイデアを進めているという。

ドライバー候補としては、今年ワールド・ツーリングカー・シリーズに参戦している元GP2ドライバーのハヴィエル・ヴィラ(23)の名前が挙がっている。

また「長期的な」計画として、レッドブルが支援するカルロス・サインツJr.(16)の名前も挙げられている。元ワールドラリー・チャンピオンの息子であるカルロス・サインツJr.は、非常に有望なシングルシーターのキャリアを始めている。

同紙によるとは、テサン・キャピタルは、バスク地方にあるエプシロン・ユースカディの最先端の施設など、ヒスパニア・レーシングのスペイン本部に関して「明確なアイデア」を持っているという。ホアン・ヴィラデルプラットが率いるエプシロン・ユースカディは現在財政難にある。

「(テサンの)もうひとつの優先事項は、技術面および物流面におけるスペイン人スタッフを増員することだ」と同紙は付け加えた。

スペイン国籍のヒスパニア・レーシングだが、最初の2シーズンでスペイン人ドライバーの起用はなく、ドイツのグレーディングにあるコリン・コレスの本部を事実上の本拠地にしていた。

関連:ヒスパニア・レーシング、テサン・キャピタルへの株式売却を発表

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カテゴリー: F1 / HRT