【WTCC】 ホンダ シビック WTCCがメインレースで1−2フィニッシュ
世界ツーリングカー選手権(WTCC)は開幕戦モロッコの決勝レースを迎えた。
予選順位10番手までがリバースグリッドで行われるオープニングレースで、カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)のティアゴ・モンテイロは予選トップタイムだったため10番グリッド、ノルベルト・ミケリスは8番グリッドからのスタートとなった。
スタートでポジションを上げた2台は1周目を終えた時点で、ミケリスが6番手、モンテイロが7番手にポジションアップ。その後先頭を走るマシンがコースアウトし脱落。2台はさらに1つ順位を上げた。狭くストレートの短いストリートコースだけに追い抜きは難しく、ミケリスは5位、モンテイロは6位でフィニッシュした。
Honda Racing Team J.A.S.から参戦する道上龍は、13番手から好スタートを決めましたが、1周目に後続に追突されマシンにダメージを負い、リタイアを余儀なくされた。
続いて行われたメインレースでは、モンテイロがポールポジション、ミケリスが3番手からスタートした。モンテイロはトップを守り、好スタートを切ったミケリスはスタート直後に2番手に上がり、早々に1−2態勢を築きます。その後も完全にレースをコントロールした2台は、そのポジションを守り切りフィニッシュ。Honda Civic WTCCの強さをみせつける勝利を飾った。
オープニングレースでのダメージを修復した道上は、1周目に9番手に浮上。5周目に後続にすきを突かれ10番手になるが、そのポジションを守って10位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。
ティアゴ・モンテイロ(レース1 6位 / レース2 優勝)
「シーズン最初のメインレースに勝利し、ドライバーズとマニュファクチャラーズのチャンピオンシップをリードできたことは、自分自身とチームにとって、とてもすばらしい気分です。 ストリートサーキットでは、追い抜きが非常に厳しいので、予選でポールポジションをとることがとても大切でした。 私はいいスタートをして、非常に暑い日にブレーキやタイヤに注意を払いながら、自分のペースをコントロールし、トップでチェッカーフラッグ受けることができました。とてもすばらしい勝利です」
ノルベルト・ミケリス(レース1 5位 / レース2 2位)
「チームにとってすばらしい結果であり、モンテイロ選手の勝利を祝福したいと思います。今日の結果はスタートがすべてでした。ここでは追い抜くことが非常に難しいので、私は自分のポジションを守りきれることを確信していました。 今シーズンに向けて強力なスタートを切れたことをとてもうれしく思います」
道上龍(レース1 14位 / レース2 10位)
「予選では自分のミスで残念な結果となりましたが、マシンの感触はとてもよく、コースの特性も自分に合っている感じがしたので、気持ちを切り替えてレースに臨みました。オープニングレースではスタートがとてもうまく決まり、1周目でモンテイロ選手のすぐ後ろに着くことができたのですが、後ろから追突されて、なにもすることができずにスピンしてしまいました。左リヤのアームにダメージを負ってしまい、なんとかピットに戻ることができましたが、レースはリタイアせざるを得ませんでした。早い段階でピットに戻れたので、メインレースに向けてマシンを直すことができたのはよかったです。 メインレースでは始めからいいペースで走れていたのですが、なかなか抜けないコースだけにポジションを上げることはできませんでした。ちょっとしたミスのすきをつかれてハフ選手に抜かれてしまいましたが、レースを走りきることができたことで多くの収穫を得られたと思います。WTCCは、短い距離のレースですが、その中にいろいろな要素が詰まっていて独特の難しさがあります。まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあると感じましたし、世界のトップレベルと競う大変さも実感しました。これからも経験を重ねて、自分をレベルアップさせていきたいと思います」
古川隆一 (Honda Civic WTCC開発プロジェクトリーダー)
「オープニングレースは、道上選手がオープニングラップで追突されてマシンにダメージを負ってしまいました。なにもできないままレースを終えることになり、マシンの仕上がりについてポジティブだっただけに残念な結果でした。ミケリス選手、モンテイロ選手は、共に好スタートでポジションを上げましたが、なかなか抜けないコースだけに、それ以上のポジションアップは難しく、レース途中でマシンを温存する作戦を取らざるを得ませんでした。メインレースでは、ミケリス選手が好スタートで2番手を奪い、ポールポジションからモンテイロ選手もきっちりトップを守って、早々に1−2態勢を作りレースをコントロールすることができ、目指した通りの結果が得られました。道上選手も1周目に9番手に上がりましたが、途中でわずかなすきを突かれて10位でフィニッシュし、ポイントを獲得しました。全体的にシーズン開幕戦としては、とてもいいスタートが切れたと思っています。ウインターテストにおけるチームの努力が実ったと言える結果であり、チームのみんな一人一人に感謝したいです。しかしながら、チャンピオンを取るにはまだまだパフォーマンスを上げる必要性を感じています。特に次戦のモンツァはエンジンパワーがモノを言うコースですから、一層努力してレベルアップを図り、この好調を続けていきたいと思います」
カテゴリー: F1 / ホンダF1
予選順位10番手までがリバースグリッドで行われるオープニングレースで、カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)のティアゴ・モンテイロは予選トップタイムだったため10番グリッド、ノルベルト・ミケリスは8番グリッドからのスタートとなった。
スタートでポジションを上げた2台は1周目を終えた時点で、ミケリスが6番手、モンテイロが7番手にポジションアップ。その後先頭を走るマシンがコースアウトし脱落。2台はさらに1つ順位を上げた。狭くストレートの短いストリートコースだけに追い抜きは難しく、ミケリスは5位、モンテイロは6位でフィニッシュした。
Honda Racing Team J.A.S.から参戦する道上龍は、13番手から好スタートを決めましたが、1周目に後続に追突されマシンにダメージを負い、リタイアを余儀なくされた。
続いて行われたメインレースでは、モンテイロがポールポジション、ミケリスが3番手からスタートした。モンテイロはトップを守り、好スタートを切ったミケリスはスタート直後に2番手に上がり、早々に1−2態勢を築きます。その後も完全にレースをコントロールした2台は、そのポジションを守り切りフィニッシュ。Honda Civic WTCCの強さをみせつける勝利を飾った。
オープニングレースでのダメージを修復した道上は、1周目に9番手に浮上。5周目に後続にすきを突かれ10番手になるが、そのポジションを守って10位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。
ティアゴ・モンテイロ(レース1 6位 / レース2 優勝)
「シーズン最初のメインレースに勝利し、ドライバーズとマニュファクチャラーズのチャンピオンシップをリードできたことは、自分自身とチームにとって、とてもすばらしい気分です。 ストリートサーキットでは、追い抜きが非常に厳しいので、予選でポールポジションをとることがとても大切でした。 私はいいスタートをして、非常に暑い日にブレーキやタイヤに注意を払いながら、自分のペースをコントロールし、トップでチェッカーフラッグ受けることができました。とてもすばらしい勝利です」
ノルベルト・ミケリス(レース1 5位 / レース2 2位)
「チームにとってすばらしい結果であり、モンテイロ選手の勝利を祝福したいと思います。今日の結果はスタートがすべてでした。ここでは追い抜くことが非常に難しいので、私は自分のポジションを守りきれることを確信していました。 今シーズンに向けて強力なスタートを切れたことをとてもうれしく思います」
道上龍(レース1 14位 / レース2 10位)
「予選では自分のミスで残念な結果となりましたが、マシンの感触はとてもよく、コースの特性も自分に合っている感じがしたので、気持ちを切り替えてレースに臨みました。オープニングレースではスタートがとてもうまく決まり、1周目でモンテイロ選手のすぐ後ろに着くことができたのですが、後ろから追突されて、なにもすることができずにスピンしてしまいました。左リヤのアームにダメージを負ってしまい、なんとかピットに戻ることができましたが、レースはリタイアせざるを得ませんでした。早い段階でピットに戻れたので、メインレースに向けてマシンを直すことができたのはよかったです。 メインレースでは始めからいいペースで走れていたのですが、なかなか抜けないコースだけにポジションを上げることはできませんでした。ちょっとしたミスのすきをつかれてハフ選手に抜かれてしまいましたが、レースを走りきることができたことで多くの収穫を得られたと思います。WTCCは、短い距離のレースですが、その中にいろいろな要素が詰まっていて独特の難しさがあります。まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあると感じましたし、世界のトップレベルと競う大変さも実感しました。これからも経験を重ねて、自分をレベルアップさせていきたいと思います」
古川隆一 (Honda Civic WTCC開発プロジェクトリーダー)
「オープニングレースは、道上選手がオープニングラップで追突されてマシンにダメージを負ってしまいました。なにもできないままレースを終えることになり、マシンの仕上がりについてポジティブだっただけに残念な結果でした。ミケリス選手、モンテイロ選手は、共に好スタートでポジションを上げましたが、なかなか抜けないコースだけに、それ以上のポジションアップは難しく、レース途中でマシンを温存する作戦を取らざるを得ませんでした。メインレースでは、ミケリス選手が好スタートで2番手を奪い、ポールポジションからモンテイロ選手もきっちりトップを守って、早々に1−2態勢を作りレースをコントロールすることができ、目指した通りの結果が得られました。道上選手も1周目に9番手に上がりましたが、途中でわずかなすきを突かれて10位でフィニッシュし、ポイントを獲得しました。全体的にシーズン開幕戦としては、とてもいいスタートが切れたと思っています。ウインターテストにおけるチームの努力が実ったと言える結果であり、チームのみんな一人一人に感謝したいです。しかしながら、チャンピオンを取るにはまだまだパフォーマンスを上げる必要性を感じています。特に次戦のモンツァはエンジンパワーがモノを言うコースですから、一層努力してレベルアップを図り、この好調を続けていきたいと思います」
カテゴリー: F1 / ホンダF1