ホンダF1、通算82回目のポール「大切なのは明日のレース結果」 / 2021年 F1フランスGP 予選
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年 F1世界選手権 第7戦 F1フランスGPの予選を振り返った。

ポールリカール・サーキットで開催中のフランスGPは、6月19日(土)に予選が行われ、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。ホンダF1エンジン/パワーユニットにとって、開幕戦バーレーンGP以来、通算82回目のポールポジションとなった。

「今日のフランスGP予選は、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が開幕戦以来のポールポジションを獲得しました」と田辺豊治はコメント。

「ホンダ勢としては、4台のうち3台がトップ6に入る、いい予選結果になりました。フェルスタッペン選手はFP2、FP3と連続でトップタイムを記録し、予選もミスのない走りで2番手に0.258秒の差を付けてのポールポジション獲得です」

「ペレス選手も3番手に僅差の4番手と、明日のレースでレッドブルの2台がメルセデスの2台とともに1-2列目でスタートできることは、レースでのチーム戦略を考えてもいい結果だと思います」

「母国GPとなるスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、徐々に調子を上げ、予選では6番グリッドを確保し、3列目でペレス選手の後ろからスタートします。これで、3戦連続で予選トップ6という素晴らしい結果になります。今シーズンはレースペースでも安定してよいパフォーマンスを見せてくれていますので、明日のレースでのポジションアップを期待しています」

「チームメートの角田選手については、Q1の最初のアタックでコントロールを失いクラッシュしてしまうという残念な予選になってしまいました。マシンには速さがありますし、彼にとってここポールリカールはレース経験のあるサーキットですので、明日は着実に走りポジションを上げてフィニッシュしてくれると思います」

「まずは、ヨーロッパのパーマネントサーキットに戻っての3連戦初戦でポールポジションを獲得できたことは大きな励みになります。ただ、大切なのは明日のレース結果です。何が起こるか分からないレース、色々な状況を想定して対応できるようにチームとともに万全の準備を進めていきます」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1フランスGP