ホンダF1 「我々の戦闘力を考慮すれば喜ぶべき結果」 / F1ハンガリー
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第3戦 F1ハンガリーGPの決勝を振り返った。

ウエットコンディションでのスタートとなったF1ハンガリーGPの決勝レースは、レッドブル・ホンダが素晴らしいチームワークを見せ、マックス・フェルスタッペンが2位表彰台、アレクサンダー・アルボンが5位フィニッシュを果たした。

「今日のハンガリーGP決勝は、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が2位、アルボン選手が5位という結果でした。ここまでの我々の戦闘力、さらに、厳しい状況だった昨日の予選を考慮すれば、このレース結果は喜ぶべきものだと思っています」と田辺豊治はコメント。

「レース前に降り続いた雨のためにウェットコンディションで行われたレコノサンスラップでは、フェルスタッペン選手がクラッシュするという予想外の事態が起こりました。しかし、メカニックがグリッド上で素晴らしい修復作業を行い、レーススタートに間に合わせることができました。その後、素晴らしいスタートを見せたフェルスタッペン選手とチームの見事なレース戦略も奏功し、最後まで2位のポジションを守りきることができました。今季最高となるこの結果は、チーム全体を勇気づけるものになりました。PUとしても最大限のパワーを出しきってサポートできたと考えています。アルボン選手も13番手のスタートから徐々に順位を上げ、5位入賞と、いい走りを見せてくれました」

「スクーデリア・アルファタウリについては、トラブルがありながらもガスリー選手が週末を通していいペースを見せていただけに、ギアボックスのトラブルによりリタイアという結果に終わったことは残念に思っています。クビアト選手もピットインのタイミングで順位を落として入賞は叶いませんでしたが、レースを完走して得られた今日のデータを、今後の改善につなげます」

「来週末は久しぶりにレースが開催されない週末です。次戦のイギリスGPまでの時間を使って、ここまでに発生した問題の解析と再発対応を行うとともに、さらなるパフォーマンスアップを図るべく、HRD-Sakuraおよびミルトンキーンズのメンバーとデータの解析を進めます」

「この先も簡単なレースになるとは思いませんが、今日の表彰台を弾みとして、いい戦いを見せられればと思います」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1ハンガリーGP