F1メキシコGP
アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで開催されるF1メキシコGPは、ホンダにとって特別な意味を持っている。1965年、ホンダはF1で初勝利を挙げている。

1965年、2人目のドライバーとしてリッチー・ギンサーが加入し、新型マシン「RA272」でシーズンに臨んだホンダ。水冷48バルブV12エンジンは、230馬力を誇り、抜群の加速性能も実現していた。

その年の最終戦となったF1メキシコGP。リッチー・ギンサーはスタートからチェッカーフラッグまでトップを快走し、ホンダに史上初のF1優勝をもたらした。

たしかに素晴らしい勝利ではあったが、まだまだ課題は多く残っていた。ホンダの創業者である本田宗一郎は「勝っておごることなく、勝った原因を追求して、その技術を新車にもどしどし入れていきたい」と語った。

54年後、ホンダはレッドブルとトロロッソのエンジンパートナーとしてF1メキシコGPに挑む。

ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「メキシコGPはホンダ F1にとって1965年に初優勝を遂げた記念すべきグランプリでもありますので、いい結果を得られるよう最善を尽くして臨みます」と語った。

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