F1 ホンダ
ホンダのパワーユニットを搭載するレッドブル・ホンダがF1スペインGPで開幕戦以来となる今シーズン2回目の表彰台を獲得。また、ホンダパワーの4台のうち3台がポイント獲得という結果でレースを終えることができた。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4番グリッドからスタートするとしすばらしい動きで3番グリッドスタートのセバスチャン・ベッテルをかわし3番手に浮上。

果敢な2ストップ作戦を敢行し、最初のピットインの後には2番手を行くバルテリ・ボッタスとの差を詰める走りを見せた。ただ、2回目のタイヤ交換直後、2番手奪取に向けてさらにアタック開始をしようとした46周目に、他車のクラッシュによってセーフティカーの導入となり、ライバルたちが軒並みニュータイヤに履き替えることになった。セーフティカーが明けた後も3番手でリスタートすると、そのままそのポジションをキープし、今シーズン2度目の表彰台を獲得した。

チームメートのピエール・ガスリーも力強い走りを見せ、フェラーリの2台に次ぐ6位でフィニッシュ。フェルスタッペンとは異なる1ストップの戦略を取るが、ライバルと同様にセーフティカー導入時に2度目のタイヤ交換を実施。セーフティカー明けで前を行くフェラーリのシャルル・ルクレールを抜きかけるが惜しくも順位を上げるには至らず。その後は後ろから迫るライバルの追い上げをかわし、6位入賞となった。

トロロッソ・ホンダではダニール・クビアトが9位に入賞し、チームとして今シーズン4度目のポイント獲得となった。結果的にグリッド順と同じ位置でのフィニッシュとなったクビアトは、レース中はハースの2台やルノーとのバトルを続け、いくつかのオーバーテイクも見せた。セーフティカー導入時に10番手にポジションを下げたものの、ポジションを奪い返す形で9位入賞となった。クビアト同様に終始トップ10でレースを続けたアレクサンダー・アルボンだが、こちらもピットのタイミングで順位を落とした。懸命の走りで最後は入賞圏内まで0.1秒差に迫るも一歩届かず、11位でレースを終えた。

田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「チームがアップデートを投入したこのレースで、開幕戦以来の表彰台を獲得できたことはうれしく思っています。フェルスタッペン選手は今日も安定した速さを見せ、万全にレースを進めてくれました。また、2台のフェラーリに続きガスリー選手が6位入賞と、Aston Martin Red Bull Racingがフェラーリといい勝負ができたことも前向きに捉えています。ただ、4台同時入賞をあと一歩のところで逃した点は、非常に悔しく感じています。予選、レースとメルセデスの2台との戦闘力の差はまだ歴然としています。ここで得た勢いを維持しながら、今後さらにいい結果を得るべく、懸命に開発を続けます」

マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
「マシンのパフォーマンスを最大限に引き出すことができ、今日のレースの結果にはとても満足しています。ふたたび3位表彰台を獲得できましたし、この順位は今の僕たちの実力をあらわしているものだと思います。ポイントを積み重ねることができた点もチームとしては喜ばしい結果になりました。決勝ではフェラーリとバトルできるチャンスがあると確信していましたし、その通りになりました。スタートでは上位3台が1コーナーで同時に突っ込むという荒れた展開となり、接触を避けるためにその争いから一歩引くことにしましたが、結果ターン2からターン3へのベストなライン取りができました。そのコーナーで3番手へオーバーテイクが成功したことは、そこから自分のペースと戦略で残りのレースを戦うためにとても重要でした。トップ2台のメルセデスには届きませんでしたが、安定したラップタイムで走ることができたし、表彰台獲得はとても喜ばしい結果です。みんながタイム差を縮めるためにてもモチベーション高く開発に取り組んでいます。僕たちも正しい方向性をつかむために、来週のテストでいくつか新しいことをテストする予定です」

ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
「最初のスティントは調子がよかったのですが、後半に向かうにつれてタイヤのグリップと摩耗に苦戦してしまいました。フロントウイングにたくさんのデブリが付着してしまいマシンがスライドし、セカンドスティント以降のペースが落ちてしまいました。できる限りプッシュしたのですが、前を走るフェラーリのマシンに十分についていくことができませんでした。セーフティカーが解除になった瞬間、ルクレール選手をオーバーテイクしようと試みましたが成功には至りませんでした。いいバトルはできたのですが、ターン3では少し接触があったと思います。結果ポイントが獲得できたいい一戦になりました。来週の火曜日にはテストがあるので、さらにいくつか新しいことを試しながら引き続き上を目指してプッシュしていきます。今後の開催サーキットの中には僕たちのマシンにより合ったコースがあるので、これからのレースがさらに楽しみです」

ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
「今日の決勝はいいポジションでレースができていたときもありましたが、タイヤ交換のためのピットインをした際にタイヤが用意されておらず、時間をロスしてしまいました。急きょ決まったピットインでしたし、このようなことは今回のように急な対応を迫られた際には起こり得ます。チームとしてこの失敗から学ばなくてはいけないと思います。ピットレーンでの失敗がなければ、7位でレースを終えられたと思います。しかし喜ばしことにポイントを獲得することができました。マシンのパフォーマンスも向上しつつあり僕もいい手応えを感じています。この先のレースではいい結果を得られると信じています」

アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
「ポイント獲得圏内まであとわずかという位置でしたが、ノーポイントでレースを終えたことが、非常に悔しい一戦となりました。しかし、レース中のグロージャン選手とのバトルはとても楽しかったです。僕たちがちょうど同じタイミングで攻めようとした時、接触を避けるために僕が引いたために彼の後方へ回ることになりました。ブレーキを踏まなくてはならずターン1への進入のタイミングを逃してしまいましたが、もしここで引いていなければオーバーテイクできていたかもしれません。僕のレースはピットストップの失敗により失われてしまったので、なにが起こったか詳しく検証する必要があります。2台ともトップ10入りも可能だった大事な機会を逃してしまった原因となったからです。とても残念な結果でしたが、僕自身のパフォーマンスには満足していますし、モナコではまたポイント獲得となるよう精一杯戦います」

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カテゴリー: ホンダF1 | F1スペインGP