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ホンダは、2019年も育成ドライバーの福住仁嶺と牧野任祐をF2に参戦させることを望んでいる。

ロシアン・タイムから参戦する牧野任祐は、モンツァのフィーチャーレースで優勝してランキング12位につけている。一方、昨年GP3を3位で終えて高い評価を受けてアーデンから参戦する福住仁嶺は、トップ5フィニッシュを果たせずにランキング16位と低迷している。

ホンダは、F1パワーユニットを供給しているトロロッソに育成ドライバーを乗せることを希望しているが、福住仁嶺も牧野任祐もF1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを満たしていない。

ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史は「来年も彼らをF2に参戦させたいと思っています」と Autosport にコメント。

「彼らの2年目になりますし、私の役割は彼らにもっと良い環境でレースをさせてあげることです。もっと良い環境を作ってあげなければなりません」

「今シーズンは結果だけでドライバーたちを評価するのはとても難しいです。牧野のチームであるロシアン・タイムはアーデンよりも組織化されてはるかにいいです。その点を考慮しなければなりません。アーデンはロシアン・タイムほど良くないですが、福住はうまくやっています」

「そして、今年はローリングスタートの問題からもわかるようにF2自体がメカニカル的に公平で安定した競争にはなっていません。この結果からF2はドライバーを評価するのが本当に難しいです。彼ら(福住仁嶺と牧野任祐)は、現時点でトップ2であり、F1のためのナンバー1の候補者です」

F1に参戦するためにはスーパーライセンスポイントを40ポイント獲得する必要があるが、二人とも今年はポイントを獲得できるm通しはなく、福住仁嶺は18ポイント、牧野任祐は29ポイント足りない。

F2ではトップ10までスーパーライセンスポイントが付与されるが、牧野任祐は残り4戦でラインキング10位に入るまで17ポイントを稼がなければならない。

山本雅史は、これまでピレリタイヤの経験がなかった牧野任祐が、来年はもっと良いパフォーマンスを発揮できると信じていると語る。

「彼をF3からF2に昇格させた背景には、彼の才能と運転方法がありません。彼にはそれができると考えていました」と山本雅史はコメント。

「我々はできる限りは早くドライバーをF2に参戦させたいと思っています。過去を見れば、マックス・フェルスタッペンはF3から直接F1に進んでいますし、それは不可能なことではありませんでした」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / FIA F2