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ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2018年のF1世界選手権 第12戦 ハンガリーGPへの意気込みと舞台となるハンガロリンクについて語った。

「週末を通して苦しみながら、最後に1ポイントを獲得できたドイツGPを終え、次はハンガリーに向かいます」とホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はコメント。

「ここハンガロリンクでは、ホンダのF1通算6勝を挙げています。その中でも1991年の本田宗一郎さん逝去直後のセナの勝利と、2006年のジェンソン・バトン選手の優勝は、私個人にとって思い出深いものになっています」

ハンガロリンクは14のコーナーで構成され、600m以上のストレートは1本のみと、ドライバーを苦しめるコース。また、真夏のレースとなるため、気温は35℃を超え、マシンと人の双方に限界を強いる。

「例年、ここでは気温が30度を越える中でのレースとなります。ハンガロリンクは平均車速が低い点、また1周の距離が短いために電気エネルギー使用の選択肢が多く、バッテリーの仕事量が増えるなどPU全体の冷却バランスなどに注意が必要になります。パワー感度については比較的低い一方、低速コーナー立ち上がりなどでのドライバビリティーが重要になります」

「チームと一緒にパッケージとしてセッティングを煮詰め、夏休み前の最後のレースをいい形で締めくくれたらと思っています」

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