2008年、ホンダのテストドライバーを務めることになったブルツ
Honda Racing F1 Teamは、アレキサンダー・ブルツが、テスト兼リザーブドライバーとして、チームに加入することを発表した。

ブルツは、F1に1997年から昨年まで69レース参戦し、豊富な経験を持つ33歳のオーストリア人ドライバーある。開発に貢献できるベテランドライバーの一人とされ、レースドライバーのジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロとともにテストに参加する。チームは、経験豊富な三人のドライバーとともに、2008年シーズンに挑む。また、ブルツは、リザーブドライバーとして、全レースに同行する。

ブルツは、バレンシアで1月22日から始まるテストから、バトンとバリチェロとともに参加する。2008年初となるこのテストでは、今後の開発につなげるべく、まずはRA107を走行し、Hondaのマシンやチームに慣れることから始める。一方、バトンとバリチェロは、2008年シーズンに参戦するニューマシンRA108(テスト専用カラーリング)を走行する。新しいカラーリングとテクニカルに関する発表は、1月29日(火)にチームが拠点とするイギリス・ブラックリーで行う。

ロス・ブロウン チームプリンシパル
「アレキサンダーがチームに加入することをうれしく思う。アレキサンダーは、F1界の中でも、マシン開発に貢献できるだけの大変豊富なキャリアを持ち、今後、ジェンソンとルーベンスをサポートしてくれることだろう。F1で11年間のキャリアを積んできたアレキサンダーは、高い戦闘力のマシンを開発していく上で、その計り知れない経験の深さを証明してくれるだろう。アレキサンダーは、彼にとって初めてとなるHondaのテストで、RA108を走行する前に、まずRA107に乗り、チームとマシンに慣れることから始める。これから彼と一緒に仕事ができることを楽しみにしている。」

アレキサンダー・ブルツ
「これからが楽しみなチームでドライブできることをうれしく思う。Hondaはモータースポーツにおいて数々の栄光があり、この歴史を築く上で、自分自身が一助となることを大変名誉なことと思っている。このチームをさらに押し上げていくための開発に参加することは、重要な役割であり、本当に素晴らしい機会だと思う。これまでに所属していた3チームはワールドチャンピオンを獲得していて、これまで培った経験により、Hondaに貢献できると思う。また、Hondaの持つリソースに加え、F1界のキーパーソンである、ロス・ブロウンと仕事ができ、とても興奮している。ジェンソン、ルーベンスはよく知っているので、これからいい関係が築けると思う。今は、まずバレンシアテストでチームに合流し、F1マシンに慣れることに集中したい。」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / アレックス・ブルツ