ホンダ
ホンダのF1プロジェクトの総責任者を務める新井康久が、モンツァで開催されるF1イタリアGPへの意気込みを語った。

新井康久 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)
「ベルギーGPでは、燃焼特性を改良したV6エンジンを投入しましたが、金曜、土曜日のフリー走行での時間ロスが日曜日のレースに影響してしまいました」

「エンジン単体の出力が向上していることは走行でも確認できましたが、シーズンで最も難しいサーキットと言っても過言ではないスパ・フランコルシャン・サーキットで成功するには、パワーユニットを形成する6つのすべてのコンポーネント(エンジン、ターボ、MGU-H、MGU-K、ES〈エナジーストア〉、電装)が最大の効率を発揮することが必要で、特にMGU-Hでの回生がキーとなりますが、それが果たせませんでした」

「今週末のモンツァは、スパのようなアップダウンやテクニカルコーナーはなく、ストレートと高速コーナーのみが存在するシンプルなレイアウトです。ここでのスロットル全開率はスパより高く、シーズンで最も高速なサーキットのため、パワーユニットへの負担は非常に大きくなります。また、マシンのドラッグを最小限にセッティングする必要があり、チームにとってはスパに続いて難しい週末となることが予想されます」

「我々にはやるべきことはまだたくさんありますが、マシン全体としては正しい方向に向かっています。一つひとつの技術を仕上げて全体の性能を上げる努力を続けていきます」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム / F1イタリアGP