ホンダ・レーシングF1チーム(画像)
ホンダF1チームの代表であるロス・ブロウンは、ベルギーGPでは天候が重要な要素になると語る。ホンダは今年、雨のシルバーストンでバリチェロが3位表彰台を獲得しており、RA108の雨でのパフォーマンスに自信をみせた。

「この夏休みの間、RA108はかなりの進化を遂げた。しかし残念ながら前戦バレンシアでは、それを予選やレースの速さに結びつけることができなかった。今回のスパでのわれわれの目標は、この改良をまずは予選結果に反映させることだ。それがひいては、ジェンソンとルーベンスがレースで上位フィニッシュできることにつながるからだ。」

「さらにモンツァテストで、新しいブレーキシステムを試した。バレンシアでルーベンスが見舞われたトラブルは、これで解決できるはずだ。さらに、中レベルのダウンフォースを要するスパ向けの空力スペックも持ち込む。」

「スパは最も伝統あるサーキットのひとつで、私自身大好きなコースだ。高速で、しかも難易度が高いために、ドライバーたちにも非常に攻めがいのあるコースになっている。それはエンジニアにとっても同じだ。もし正しくクルマを仕上げられれば、すぐにタイムに跳ね返る。オー・ルージュの脇で、F1マシンが全開で駆け上がって行くのを間近に見ると、いまだに髪の毛が逆立つほど興奮する。」

「ここでは変わりやすい天候も、重要な要素となる。これまでも、天気がどんでん返しを演出してくれたレースは何度もあった。今年のホンダのマシンも、ウェットの方がいいパフォーマンスを発揮できている。その意味でも、不順な天気を嫌がる理由はないよ」。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1