F1 ヘルメットのカラーリング変更を制限するルールを廃止
FIA(国際自動車連盟)は、F1ドライバーがシーズン中にヘルメットノカラーリングを変更する回数を制限するルールを廃止した。

2015年以降、F1の競技規則ではF1ドライバーが“実質的に同じ色合い”のヘルメットを着用することが義務付けられ、毎年1回限りの変更が特別に認められていた。このルールはもともと、観客がドライバーをより簡単に特定できるようにするために導入された。

しかし、ダニエル・リカルドやセバスチャン・ベッテルなど、定期的にデザインを変更することを好むドライバーには不人気だった。

また、昨年のF1ロシアGPでは、地元のドライバーであるダニール・クビアトがスペシャルヘルメットを着用することを許可されず論争となった。FIAは、ダニール・クビアトがイタリアGPですでに“一回限り”のスペシャルヘルメットを着用していたとして使用を禁じた。

「ドライバーが走路上にいる時に互いに識別しやすくするため、各ドライバーのヘルメットは、ドライバーの選択する1つの競技会を除き、選手権シーズンの間あらゆる競技会で、十分に同一視できる外装を呈してしなければならない。ヘルメットの外装の変更は、ドライバーが選手権シーズンの間でチームを変わった場合にも認められる」

しかし、F1チームはこのルールを廃止することに合意。世界モータースポーツ評議会によって正式に承認された。

世界モータースポーツ評議会は「今後、レース間のドライバーヘルメットデザインの無制限のバリエーション」が許可されると述べた。

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カテゴリー: F1 / ヘルメット